八重洲無線株式会社は2018年9月7日、独自の「C4FMデジタルモード」に対応したVoIPシステム、「WIRES-X」のノード局用パソコンソフトウェアの最新バージョンとしてVer.1.420を公開した。今回のアップデートは8月16日に公開されたVer.1.410で生じたROOM関係などの深刻な不具合に対応するもので、予告されている「ポータブルデジタルノード機能」とは無関係だ。HRI-200を使用してノード局を開設しているオーナーは、同社WIRES-Xのノードオーナーページからダウンロードが可能だ。
八重洲無線のWebサイトで公開された「WIRES-X ソフトウェア Ver.1.420」の概要は下記のとおり。
●公開されたWIRES-X ソフトウェア
・バージョン名:Ver.1.420 (wx1420jp.zip)
・おもな変更点:
(1)ROOMの中継動作において、ROOMに接続している複数のNODE局から同時に送信信号が入った場合に、二重で音声を中継したり、断続で音声を中継してしまう不具合を改善しました。
(2)ROOMの中継動作において、中継音声の遅延や頭切れが発生する不具合を改善しました。
(3)接続局の多いROOMにおいて、オーバーフローによりROOMがハングアップすることでアプリケーションが異常終了してしまう不具合を改善しました。
(4)メイン画面右下のステータス表示が、「ONLINE」動作中においても、「OFFLINE」が表示される場合がある不具合を改善しました。
同社はこのアップデートについて「本WIRES-X PCソフトウェアのアップデート(Ver1.420)は、現在のWIRES-Xのノード局やルーム運用における動作や接続上の不具合点を全面的に改修し、機能の改善と適正化を行うことで総合的な動作の安定性向上を図った重要なソフトウエアアップデートです」と説明している。
新ソフトウェアのアップデートを行うためには、同社WebサイトのWIRES-Xページから、ノードオーナーページ(要・会員登録)に入り、公開されている「WIRES-X ソフトウェア更新情報」のPDFをよく読んだ上で、ソフトウェアをダウンロードし、パソコンにインストールする必要がある。
●関連リンク:WIRES-X(八重洲無線)
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