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<2.5/5/10/15MHzなどで送信>米国の標準電波局「WWV」「WWVH」が2019年度予算削減のため閉鎖に

短波帯の標準電波局として知られる米国の「WWV」(コロラド州)と「WWVH」(ハワイ)。日本の標準電波局であるJJYが短波帯の送信を廃止した現在も、2.5/5/10/15MHz(WWVは20MHzも)で電波を発射し続けている。WWVは男声、WWVHは女声による「At the tone, (XX)hours, (XX)minutes, Coordinated Universal Time」という報時音声や、WWVHから毎時2回送信する案内アナウンス(“National Institute of Standards and Technology Time. This is radio station WWVH, Kauai, Hawaii…”)の最後に出る「Aloha」の声に心ときめいた人もいるだろう。しかしこのWWVとWWVHを運営するNIST(米国立標準技術研究所)は、両局の閉鎖を盛り込んだ2019年度の予算概算要求を行っている。

 

 

 

 

 以下、ARRLニュースの抄訳で紹介する。

 

 米国立標準技術研究所(NIST)の2019年度の予算概算要求には、「コロラドとハワイのNIST無線局」こと、「WWV」と「WWVH」の閉鎖が含まれている。世界中のアマチュア無線家やHFのリスナーは、時刻および標準周波数信号とその伝搬情報も含め、両局を日常的に利用している。

 

 NISTによると、WWVとWWVHを閉鎖することで630万ドル(約7億円)の節約を図ることができるという。基本的測定、量子科学および測定の普及に関連するNISTの2019年の予算概算要求は1億2,700万ドルであり、2018年の水準から4,900万ドルの純減となっている。政府のNIST予算全体の概算要求額は6億2,900万ドルを超えている。

 

 今年初めに発表された、WWVとWWVHの閉鎖を含むNISTの2019年度予算案は、Webサイト「SWLing Post」の管理者であるTom Witherspoon氏(K4SWL)が紹介し、多数の読者から注目を集めた。
 同氏は「私は常にWWVとWWVHを“北米の短波の鼓動”とみなしてきた。私はこの両方の放送局が短波放送で最後まで生き残ると思っていた」と延べ、WWVとWWVHの廃止提案に関しては「この予算の要求は非常に残念だ。どうか、これが成果を上げないことを祈りましょう」と伝えている。SWLing Postは、今後の展開に注意し新しい動きがあれば掲載するという。(ARRLニュース 2018年8月11日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )

 

 

 

●関連リンク:
・NIST FY 2019 Budget Would Eliminate WWV and WWVH(ARRL NEWS)
・The SWLing Post
・WWVHの音声ファイル(wikimedia commons)
・WWVの音声ファイル(wikimedia commons)

 

 

 

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