株式会社エーオーアールは2018年10月5日、ハンディタイプの広帯域受信機「AR-DV10」の新ファームウェア「v1810A」を同社サイト上に公開した。CONFIGメニューに「XTAL OFFSET」と「SAVE TYPE」の項目を追加したほか、各種事象や不具合の改善を行った。
以下、エーオーアールの発表から抜粋で紹介する。
●AR-DV10の新ファーム(v1810A)
<機能追加>
★ CONFIG メニューに「XTAL OFFSET」項目を追加
内部の基準周波数を微調整するものです(±9990まで10単位で調整可能)
★ CONFIG メニューに「SAVE TYPE」項目を追加
SAVE TYPE項目は、受信音声の録音などの、SDカードに保存できる形式を選択するものです。従来の音声録音の他に、IQデータを記録できるようになりました。また、1806Cにおいて追加されたディスクリミネータ出力記録のテキストファイルによる有効化は、このSAVE TYPE選択機能に統合したため、「DISC.txt」ファイルは不要になります。
<事象改善>
・ファームウェア更新の安定性を向上。(バージョン1810A(および、それ以降)から更新する場合)
・P25受信の復調率を改善。音声の特性を調整した。
・周波数精度を向上。温度による補正機能を実装した。
・コマンド制御時でも、音声再生時の再生進捗表示や倍速再生をできるようにした。
・音声反転や、トーンスケルチ、DCS等の設定値をVFO上に表示するようにした。
・SDカードの互換性を向上、録音時の処理を安定化した。
・DCR/NXDNの秘話機能を高速化した。
・その他の軽微な修正CTCSS等のインジケータ表示に設定値も表示、PRT(プロテクト)を追加など変更した
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク:AR-DV10ファームウェア・リリースノート(エーオーアール)
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