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国際宇宙ステーション(ISS)の乗組員、宇宙から「NA1SS」のコールサインで地上のアマチュア無線家に気さくな交信を呼びかけ

「こんにちは、こちらは国際宇宙ステーションです。どなたか応答ありませんか」。フライトエンジニアとして国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の乗務員、セリーナ・オナン・チャンセラー宇宙飛行士(Serena Aunon-Chancellor)が、地球を周回するISSからアマチュア無線局のコールサイン「NA1SS」で、地上のアマチュア無線家に気さくな交信を呼びかけている。

 

 

セリーナ・オナン・チャンセラー宇宙飛行士(KG5TMT)。フライトエンジニア(第56/57次長期滞在クルー)。医学博士で今回が初飛行、初のISS長期滞在となる

 

 

 医学博士で、フライトエンジニアとして2018年6月から長期滞在乗務員としてISSに滞在中のセリーナ・オナン・チャンセラー宇宙飛行士。彼女は「KG5TMT」のコールサインを持つアマチュア無線家であり、滞在中のISSから「NA1SS」のコールサインで不定期ながらアマチュア無線を使い地上のアマチュア無線家に気さくな交信を呼びかけている。

 

 交信に成功した1人、米国バージニア州モントピリア在住のスコット・チャップマン氏(Scott Chapman/K4KDR)によると、「ISSが上空通過中のほとんどの時間帯、私は145.800MHzをモニタリングし、ISSからの信号がキャッチできないかと期待していました」「そんな中、ISS滞在中の宇宙飛行士が、誰かが聞いていませんか?と無作為に呼びかける信号が受信できたのです。あわてて、私は145.800MHzのシンプレックスで応答してしまいました。実は、ISSと交信するにはアップリングの別の周波数で応答する必要があったのです。そのことに気づき、なんとか交信に成功。本当に興奮しました」とスコット・チャップマン氏。

 

 宇宙飛行士のセリーナ・オナン・チャンセラー氏は12月に地球に戻ってくる。ISSと交信できるのは上空を通過する10分程度と短い。国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)のWebサイトには「宇宙ステーション(ISS)「きぼう」を見よう」という、ISSが日本上空を通過する日時や軌道が公開されている。大きな設備がなくても条件さえよければ交信できるかもしれない。(ARRLニュース 2018年10月9日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )

 

 

 

JAXA Webサイト「ISSとアマチュア無線で交信できますか」より

 

 

 

↓過去には日本国内でもISSと交信に成功した事例あり!この記事もチェック!!

 

【音声ファイル公開】<京都市の2局が“CQ”に応答!!>国際宇宙ステーション(ISS)滞在中の大西卓哉宇宙飛行士、日本のアマチュア無線家と「一般交信」を楽しむ!!

 

【追記あり】<下野新聞が報道>国際宇宙ステーション(ISS)の大西宇宙飛行士、再び「CQ」を出して栃木県宇都宮市のハムと交信!!

 

 

 

●関連リンク:
・International Space Station Crew Member Fires Up NA1SS to Seek Random Contacts(ARRL NEWS)
・宇宙ステーション(ISS)「きぼう」を見よう(宇宙航空研究開発機構)
・ISSとアマチュア無線で交信できますか(宇宙航空研究開発機構)
・Serena Aunon-Chancellor(ウィキペディア)

 

 

 

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