FCC(米国連邦通信委員会)の基準を満たしていないVHF帯およびUHF帯トランシーバーが不法に輸入され、免許を持たない多くの一般市民がこれらの無線機を購入し使用している。ARRLニュースが2018年10月3日付けで伝えた。
これらのトランシーバーの多くは、アマチュアバンド以外でも送受信ができることから、FCCが定めたアマチュア無線機としての要件を満たさず認可されていない。ところが主に米国内の大衆向けショップを介して販売が行われ、免許のない一般市民がこれらの無線機を大量に購入しているという結論をARRLが出した。
FCCはこうした違法トランシーバーを輸入、広告、販売することは禁止され、すでに所有している人は使用してはならないと指摘している。
ARRLは、FCCとともにこれらの状況を憂慮し、「アマチュア無線の柔軟性を“実験的な無線サービス”として保護することは重要だが、違法無線機の不法な輸入と販売、無免許人による無線の使用を止めることも非常に重要だ。この件はFCCとの多方面にわたる議論が続けており、ARRL会員に情報を提供し続ける」と述べた。(ARRLニュース 2018年9月13日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )
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●関連リンク:FCC Discussing Issue of Uncertified Imported VHF/UHF Transceivers(ARRL NEWS)
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