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<「Inter BEE 2018(国際放送機器展)」リポート>第一電波工業が初出展、アイコム共同開発「イリジウム衛星無線端末」ほか多数展示

今年で54回を数える、放送事業者や通信事業者、メディア関係者向けの音と映像と通信のプロフェッショナル展「Inter BEE 2018(第54回 2018年国際放送機器展)」。11月14日(水)から16日(金)までの3日間にわたり、千葉県千葉市の「幕張メッセ」で開催された。今年は12月から4K・8K放送の実用放送がスタートすることもあって、いたるところで「4K」「8K」のパネルが目立っていたが、アマチュア無線家にお馴染みのアンテナメーカーである第一電波工業が初出展するなど、国内外から1,152社がブースを構えプロユースの最新機器が一堂に展示されていた。その中から東芝の「電波発射源可視化装置」など、hamlife.jpが気になったブースや機器を2ページにわたり紹介しよう。

 

※小さい画像はクリックすると拡大します。

 

 

 

 

 1年に1回開催される「Inter BEE」は、国内外のメーカーが一堂に集まり、会場には最新技術の放送機器が展示さる業界の一大イベントだ。それを物語るように、会場(千葉県千葉市)と東京都内の各放送局を直通で結ぶシャトルバスが運行されていたほか、「ロケ弁グランプリ」という、文字通り番組スタッフや出演者などのためのお弁当を提供する業者が一堂に出店して、人気ロケ弁を競っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 アマチュア無線家にお馴染みのメーカー、第一電波工業株式会社がInter BEEに初出展し、ラジオ局向けの中継アンテナなど、放送関連のアンテナを中心に展示を行っていた。

 

 

第一電波工業のブース

 

 

 

2400~2500MHzの「反射器付コリニア型仰角金具付属タイプ」FC2410B。コリニアアンテナの一辺に2組の金属製反射器を取り付けてることで、電波を一方向にのみ発射できる。仰角可変が可能なクロスマウントが付属しているが、これは「アマチュア無線用としても販売を検討したい」とのこと

テレビ局の送信所のアンテナが破壊された際の、非常用送信アンテナとして500MHz帯のグランドプレーンを提案(右側)。実際にいくつかの放送局への納入実績があるという。写真の左側は番組中継波(160/460MHz帯)のデュアルバンドアンテナ。放送業界ではこの種の2バンドアンテナは珍しいという

TBSラジオと共同開発した、ラジオ番組の中継用アンテナ各種を展示。(TK-2902/TK-3000/TK-3022/TK-3143)。TK-3000は3エレ八木にもなる指向性・無指向性共用アンテナ。ラジオカーで生中継の現場に向かった女性キャスターが、1人でも間違わずに短時間で組み立てられるよう随所に工夫が施されている

 

 

 

 また業務用無線機器の販売や登録点検業務などで知られる田中電気株式会社のブースでは、アイコムと共同展示で、先日アイコムから発表されたばかりのイリジウム衛星無線端末「IC-SAT100」のモックアップを初展示。さらに新製品のデジタル小電力コミュニティ無線「IC-DRC1」やIP無線機などが見られた。

 

田中電気株式会社のブースでは、同社とアイコムの共同展示として、先日発表されたばかりのイリジウム衛星無線端末「IC-SAT100」のモックアップが参考出品された

田中電気株式会社のブースでは、アイコムのデジタル小電力コミュニティ無線「IC-DRC1」や、IP無線機のIP502Hも展示され、使用感を確かめることができた

 

 

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次のページで、東芝が独自開発を続けている「電波発射源可視化装置」の展示とデモンストレーションが行われていた様子などを紹介!

 

 

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