毎日新聞は12月20日付の同社ニュースサイトで、「無免許無線、急増 鉄道や救急車、通信妨害の恐れ」と題した、総務省関東総合通信局管内における不法無線局の取り締まり状況を伝えた。それによると、2018年4月から11月7日までの期間、免許を受けずにアマチュア無線局を開設するなどの電波法違反容疑で同局が告発した18件のうち、10件が山梨県内の事案だったとしている。前年度までの2016年度、2017年度は1件ずつにとどまっていたことを踏まえ、山梨県内で増加傾向にある。
記事によると、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、「無線の使用増も想定されることから、国は『正しい方法で使ってほしい』と呼び掛けている」としている。
2018年11月14日、 山梨県笛吹警察署と共同で不法無線局の取り締りが行われ、自宅に免許を受けずにアマチュア無線機を設置し、不法無線局を開設した山梨県笛吹市在住の男性が電波法違反容疑で摘発された。
関東総合通信局によると、同様の事例が山梨県内で急増。2018年4月から11月7日まで管内で告発が行われた18件のうち、10件が山梨県内だったという。
不法局運用の理由はさまざまだが、総務大臣の免許を受けずに無線局を開設し運用すると「テレビ・ラジオの受信や各種電子機器の機能に障害を与えたり、携帯電話や消防・救急無線等の市民生活に必要不可欠な無線通信に妨害を与えるなど、健全な電波利用環境を乱す原因となっています」と関東総合通信局は警鐘を鳴らしている。
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●関連リンク:無免許無線、急増 鉄道や救急車、通信妨害の恐れ(毎日新聞)
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