2018年12月1~2日に行われた、FT8モード初のコンテスト「FT8 Roundup Contest」には、参加者から約1,300件のログ提出があり、大成功を収めることができた。
開催直前に発表され、同じ週末には「ARRL 160-Meter Contest」のようなコンテストがあったにもかかわらず、「FT8 Roundup Contest」には米国の48州とコロンビア特別区のアマチュア無線局から400以上の書類提出があった。全体としては、約131,200件の交信が記録されていた。 91か国からの参加者が書類を提出し、FT8が単なる米国内だけのブームではないことが証明できた。
「FT8 Roundupは、WSJT-X 2.0-rc5ベータ版ソフトウェアの最後の調整だった」と有名なRTTYコンテスト愛好家で、Ed Muns氏(W0YK)とともに今回の「FT8 Roundup Contest」主催者であるDon Hill氏(AA5AU)は語っている。
なおFT8では新プロトコルを採用した「WSJT-X 2.0」がリリースされた。これはWSJT-X 1.9以前のバージョンとの下位互換性はない。開発者Joe Taylor(K1JT)は、ユーザーに対し「1月1日までに、今や世界標準となるものにアップグレードするように」と促している。(ARRLニュース 2018年12月13日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )
●関連リンク:First FT8 Roundup is a Huge Hit(ARRL NEWS)
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