八重洲無線株式会社は2019年1月4日、独自の「C4FMデジタルモード」に対応したVoIPシステム、「WIRES-X」のノード局用パソコンソフトウェアの最新バージョンとしてVer.1.500を公開した。今回のアップデートにより同社のC4FM
八重洲無線のWebサイト(WIRES-Xノードオーナーページ)で公開された「WIRES-X ソフトウェア Ver.1.500」の概要は下記のとおり。
●公開されたWIRES-X ソフトウェア
・バージョン名:Ver.1.500 (wx1500jp.zip)
・おもな変更点:
(1)WIRES-X ポータブルデジタルノード機能を追加しました。
WIRES-Xポータブルデジタルノード機能に対応するC4FMデジタルトランシーバ(FT2D)とパソコンを接続したポータブルデジタルノード局の運用が可能になりました。
(2)ノード局のDG-IDを“00”(オープンノード局)に設定した場合に、“00”から“26”までの2桁のサブコードを設定できるようにしました。
サブコードを“00”に設定したときは、全てのDG-ID番号のC4FM デジタルの信号を中継します。サブコードを“01”~“26”に設定したときは、サブコードが一致するC4FMデジタルの信号のみを中継し、一致しないC4FMデジタル信号は中継しません。サブコードを設定することで、移動局(ユーザー局)の通信範囲内に複数のオープンノード局(DG-ID番号:00)が存在する状況での混信を回避することができます。
例)”00-01″ : DG-ID番号(00)/ サブコード(01)
(3)デジタルノード局だけが接続できるデジタル専用ルームを開設する設定を追加しました。
(HRI-200を接続したノード局よりルームの開設を行うことができます)
(4)その他、機能改善および最適化を行いました。
なお同社は「WIRES-Xポータブルデジタルノード機能」について、次のように説明している。
「ポータブルデジタルノード機能に対応するC4FMデジタルトランシーバー(FT2D:ファームウエアアップデートで対応)とWIRES-Xノード局用PCソフトウエア(Ver1.500)をインストールしたパソコンを直接接続し、接続したトランシーバー(FT2D)のPTT操作により直接、WIRES-Xを通じた交信を楽しむことができる機能です。従来のノード局同様、無線通信信号を中継する機能も備わっており、4タイプの通信モードが利用可能です。通信ポートの開放などルータの設定を行う必要がなく、旅行先やWi-Fiアクセスポイントなど外出先でもインターネット回線を使って相手先のノード局やルームにアクセスして通話ができる機動性の高いノード局運用が可能となります」
新ソフトウェアのアップデートを行うためには、同社WebサイトのWIRES-Xページから、ノードオーナーページ(要・会員登録)に入り、公開されている「WIRES-X ソフトウェア更新情報」のPDFをよく読んだ上で、ソフトウェアをダウンロードし、パソコンにインストールする必要がある。
●関連リンク:WIRES-X(八重洲無線)
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