＜再割当ての関係で「JI1」が3年連続で1位！＞貴局の希少価値は!? 国内個人局の「雑魚プリフィクスランキング 2018年末」発表

日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林良太氏が、2019年1月9日時点の「総務省無線局等情報検索」のデータを用いて、国内におけるアマチュア個人局のコールサインの数でみた“プリフィックスごとの免許局数の多さ”を調査。その結果を「雑魚プリフィクスランキング 2018年末」（※同氏命名による）としてブログで1月14日に公表した。その結果、3年連続で「JI1」が1位に！続いて「JP7」と続き、3位以降は「JP3」「JJ1」「JR2」となった。一方、「7J5」「7J7」についで、「7J9」プリフィックスが消滅してしまったほか、「7K1」～「7N3」などが少数派で、なかでも最小なのは「7M2」の797局（生存率4.9％）と伝えている。

　JJ1WTL・本林氏は2019年1月14日付けのブログで、総務省が提供する「無線局等情報検索」の2018年末（2019年1月9日時点）データを用いて、プリフィックス別で免許されている局数を調査した、同氏命名による「雑魚プリフィクスランキング 2018年末」を発表した。なお、1つのコールサインの下に複数の局を持っている場合でも、「1」と数えて集計しいる。同氏の調査はこれで8年目となる。

　個人局コールサインのプリフィックス順位で最も有効な免許数が多いプリフィックスは2017年末に続き「JI1」だった。3年連続となる。これは1エリアにおいて、再発給のコールサインによる影響が大きいと考えられる。ちなみにその前までは「JH1」が3年連続で1位だった。

　現在は「JJ1」が再発給されているため、いずれ「JJ1」が最も多いプリフィックスになると思われる。なお、1エリアでは3年で1プリフィックスの発給が終わっている。

　2位以降は、「JP3」「JJ1」「JR2」「JE6」「JH1」…（昨年は「JR2」「JP3」「JP7」「JE6」「JG1」…、2年前は「JR2」「JP3」「JP7」「JG1」「JE6」…、3年前は「JR2」「JI1」「JG1」「JP3」「JE6」…、4年前年は「JG1」「JR2」「JL8」「JF1」「JE6」…）の順位となっている。

　一方、希少価値が高いプリフィックスは「7J*」シリーズである。7Jプリフィックスは1985年に外国籍の個人局に割り当てられるようになり、1993年からは外国籍の代表者による社団局にも発給されたが、1999年に新たな発給が停止した経緯がある（失効した場合も、本人が希望すれば再取得は可能）。

　2013年末のデータ集計では「7J9」は1局、「7J7」「7J0」は2局、「7J8」は3局だったものが、2014年末のデータで集計で「7J9」と「7J0」の1局ずつ、「7J7」が2局、「7J8」が3局。ただ1局だけ残っていた「7J5」のプリフィックスを持つ7J5AAFが更新しなかったことで失効、消滅してしまった経緯もある。

　昨年公表した2017年末のデータ集計では、流暢な日本語でオンエアーしていた青森県三沢市在住の「7J7ACT/KJ4VJK・Simon Belnald氏」が2016年11月に亡くなりコールサインが失効。唯一発給されていた「7J7」プリフィックスが消滅。そして今回、「7J9」プリフィックスも消滅してしまった。

　この結果、「7J5」「7J7」「7J9」が0局、「7J1」が36局、「7J2」が17局、「7J6」が11局、「7J4」は7局、「7J8」と「7J0」が4局となっている。

　さて、貴局のプリフィックスの希少価値はいかがなものか？詳しくは本林氏のブログでチェックしてほしい。