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<「ARCP-990(Ver.1.04)」「ARHP-990(Ver.1.03)」も公開>JVCケンウッド、TS-990シリーズの新ファームウェア(Ver.1.21)を公開!!

株式会社JVCケンウッドは2019年1月30日と2月1日の2回に分けて、同社の高級オールモードトランシーバー「TS-990シリーズ」の新ファームウェア(Ver.1.20およびVer1.21)を公開した。欧文モールス符号のデコード機能を追加したほか、バンドスコープ機能、周波数設定関連、タッチ操作関連、送信関連などの機能を改善し、一部機能の拡張や仕様追加を図っている。さらに同社はTS-990シリーズ用のコントロール用ソフトウェア(Radio Control Program)「ARCP-990」の新バージョン(Ver.1.04)、およびTS-990シリーズを遠隔操作するためのホスト局側のソフトウェア(Radio Host Program)「ARHP-990」の新バージョン(Ver.1.03)を公開した。

 

 

JVCケンウッドのTS-990S/D

 

 

 JVCケンウッドはTS-990シリーズの新ファームウェアとなるVer.1.20を1月30日に公開したが、一部にバグが発見されたことから公開を中止し、改めてバグ修正版のVer.1.21を2月1日に公開した。ここではまずVer.1.20で盛り込まれた新機能などを紹介するが、実際のファームウェアはバグ修正版のVer.1.21をダウンロードしてほしい。

 

★TS-990シリーズのファームウェア Ver.1.20で追加・修正された機能(2019年1月30日)

 

 

1. モールス符号(欧文)のデコード機能を追加しました。
 ・CWモードでバンドスコープや設定画面がOFFのとき F3[DECODE] を押すと、CWのエンコード/デコード画面が表示されます。受信、および送信したモールス符号の内容が文字で表示されます(デコードはメインバンドのみです。また、和文には対応していません)。
 ・無線機に接続したUSBキーボードからのテキスト入力で、モールス符号(欧文)の送信ができます。メッセージメモリーによる定型文の送信や、パドルを使ったモールス送信の併用も可能です。

 

2. バンドスコープ機能を改善しました。
 ・各種設定画面やエンコード/デコード画面と同時に表示される縮小バンドスコープに、ウォーターフォール表示を追加しました。
 ・センターモードでのスパン切り替えの選択肢に 30kHz を追加しました。
 ・センターモードでのスパンを、音声系モード(SSB/AM/FM)と非音声系モード(CW/FSK/PSK)とで別々に設定できるように仕様を変更しました。
 ・センターモードでの周波数変更時にウォーターフォールの停止をオン・オフできるように、メニューを追加しました。メニューNo.8-33「Waterfall Pause when Tuning (CenterMode)」で設定します(TS-890S/Dのようなストレート表示には対応していません)。
 ・バンドスコープの平均化レベルを、音声系モード(SSB/AM/FM)と非音声系モード(CW/FSK/PSK)とで別々に設定できるように仕様を変更しました。
 ・バンドスコープのアッテネーターおよびリファレンスレベルの設定を、周波数帯ごとに記憶するように仕様を変更しました。
 ・ウォーターフォールの、信号強度が一番弱いときの色を変更できるように仕様を追加しました。メニューNo.8-35「Waterfall Color Type」で「Type 1」(青)または「Type 2」(黒)を選択します。

 

3. 周波数設定関連の機能を改善しました。
 ・周波数の早送り機能を追加しました。[同調]ツマミを速く回したときの回転に対する周波数変化の割合は、メニューNo.3-11「Tuning Speed Control (Main)」およびメニューNo.3-13「Tuning Speed Control (Sub)」で設定可能です。
 ・周波数ロック機能で[同調] ツマミ(メイン・サブ)のみをロックすることができるようになりました。メニューNo.3-10「Lock Function」で、「Tuning Control Lock」を選択します。
 ・SSBモードのMULTI/CH によるSSBモードの周波数ステップ(メイン・サブ)を、CW/FSK/PSKモードの周波数ステップから独立させました。
 ・メニューNo.3-05「9kHz Step in AM Broadcast Band (Multi/Channel Control)」で設定する周波数ステップ(メイン・サブ)が、従来の中波帯(522~1710kHz)に加えて長波帯(153~279kHz)にも反映されるように仕様を変更しました。
 ・RITシフト機能を追加しました。RIT動作中に[RIT]キーを長押しすると、受信周波数にRIT周波数を加算してRIT周波数がクリアされ、かつ、RITがOFFになります。
 ・XITシフト機能を追加しました。XIT動作中に[XIT]キーを長押しすると、送受信の周波数を保ったままVFOスプリット動作に移行します。その際、XIT周波数はクリアされ、かつ、XITがOFFとなります。

 

4. 各運用モードでの受信フィルター通過帯域幅設定(メイン・サブ)の選択肢を、下記のように拡張しました。
 ・SSB: [LO CUT] 12→22, [HI CUT] 14→28
 ・SSB-DATA: [WIDTH] 17→36, [SHIFT] 100Hz Step → 50Hz Step
 ・CW: [WIDTH] 14→19, [SHIFT] 50Hz Step → 10Hz Step
 ・FSK: [WIDTH] 6→8
 ・PSK: [WIDTH] 12→27
 ・AM: [HI CUT] 4→14
 ・FM: [HI CUT] 14→24

 

5. 送受信イコライザーの周波数特性を、DATAモードのONとOFFで別々に設定できるように仕様を追加しました(メイン・サブ)。
 
音声通信モードでの設定にかかわらず、DATAモードがONのときは常にフラットな特性で運用することができます。

 

6. タッチ操作関連の機能を改善しました。
 ・「受信イコライザー/送信イコライザーの周波数特性調整」、「メインバンドのメータータイプ切り替え」、「オーディオファイル再生時の再生位置の設定」が、タッチ操作でも可能になりました。
 ・タッチスクリーンチューニング動作で、AM/FMモードと同様に SSB/CW/FSK/PSKモードでも MULTI/CHツマミの周波数ステップで補正ができるように仕様を追加しました。メニューNo.8-34「Touchscreen Tuning Step Correction(SSB/ CW/ FSK/ PSK)」で、「On」を選択します。
 ・CWモードでのタッチスクリーンチューニング動作を改善しました。長くタッチしたとき、CWオートチューン動作の前にタッチポイント周辺のピークサーチをおこなうことで、同調精度を向上させました。

 

7. 送信関連の機能を改善しました。
 ・送信モニターのON/OFF状態をモードのグループ(「SSB/FM/AM」、「SSB-DATA/FM-DATA/AM-DATA」、「FSK/PSK」)ごとに記憶するように仕様を変更しました。
 ・PFキー(プログラマブルファンクションキー)によるTXチューン機能で、キーを押し続けている間だけキャリアを送信する「TX TUNE2」を選択肢に追加しました。従来のキーを押すとキャリアの送信を開始する「TX TUNE」は、「TX TUNE1」に名称を変更しました。

 

8. その他、下記の機能を改善しました。
 ・F[ANT]で選択できるアンテナの数を、必要に応じて制限できるように仕様を追加しました。メニューNo.7-19「Antenna Numbers」で、「1」~「4」のいずれかを選択します
 ・データモード(DATA1~DATA3)の設定数を、必要に応じて制限できるように仕様を追加しました。メニューNo.0-34「Data Mode Numbers」で、「1」~「3」のいずれかを選択します
 ・プリセレクターのON/OFF状態を、周波数帯ごとに記憶するように仕様を変更しました。
 ・SWL(BCL)モードで二波同時受信中に操作対象をサブバンドに切り替えると、Sメーターがサブバンド側の受信レベルを表示するように仕様を変更しました。
 ・運用モードを切替えたとき、それぞれのモード(CW/FSK/PSK)用のエンコード/デコード画面になるように仕様を変更しました。
 ・FSK/PSKモードのエンコード/デコード画面で、[SEND]または[PTT]で無線機を送信状態にした状態からでも、無線機内蔵のエンコーダーによる符号送出ができるようになりました。リニアアンプ接続時などで、手動で送信状態にした後でも符号送出を行うことができます。
 ・PCなどの外部機器を接続した状態でもスクリーンセーバー動作を継続するように、仕様を変更しました。

 

9. 受信フィルターの設定内容が電源のOFF/ONによりバックアップされない場合がある不具合を修正しました。
 ・このファームウェアアップデートにともない、ラジオコントロールプログラムARCP-990、およびラジオホストプログラムARHP-990もそれぞれアップデートしました。
・改訂された取扱説明書も、併せてご参照下さい。

 

 

★TS-990シリーズのファームウェア Ver.1.21で追加・修正された機能(2019年2月1日)

 

1. プリセレクターをONにしたとき、内部のリレーが正しく設定されない場合がある不具合を修正しました。

 

 

★Radio Control Program「ARCP-990」Ver.1.04のアップデート内容(2019年1月30日)

 

・TS-990S/D ファームウェアVer.1.20に対応しました。
・Windows 10に対応しました。

 

 

★Radio Host Program「ARHP-990」Ver.1.03のアップデート内容(2019年1月30日)

 

・TS-990S/D ファームウェアVer.1.20に対応しました。
・Windows 10に対応しました。

 

 

 詳細は下記関連リンク参照。

 

 

 

●関連リンク:
・TS-990S/D ファームウェア アップデートのお知らせ(JVCケンウッド)
・Radio Control Program ARCP-990 Ver.1.04(JVCケンウッド)
・Radio Host Program ARHP-990 Ver.1.03(JVCケンウッド)

 

 

 

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