八重洲無線株式会社が開発を進めているHF/50MHz帯固定機、「FTDX101シリーズ」各モデルの標準価格と発売時期が2月10日、明らかになった。10Wタイプの「FTDX101DS」、50Wタイプの「FTDX101DM」、100Wタイプの「FTDX101D」の3モデルはそれぞれ標準価格が448,000円（税別）で2019年3月初旬の発売予定。また200Wタイプの「FTDX101MP」の標準価格は598,000円（税別）だが、発売時期は“後日改めてご案内申し上げます”としている。
ハムフェア2018で展示された、八重洲無線のFTDX101D（100Wタイプ）
八重洲無線のFTDX101シリーズは昨年5月に米国で開催されたハムベンションの会場で電撃発表され、その後東京の「ハムフェア2018」会場などでも展示が行われた。「圧倒的な基本性能を誇るナローバンドSDRに加え、バンド全体の状況をリアルタイムで観るためにダイレクトサンプリング方式のSDRを持つハイブリッドSDR構成」が特徴で、同社によると14MHz帯における近接BDRは150dB、RMDRは120dBを達成しているという（2kHz離調時）。
このほど同社が販売店などの関係者へ告知した内容から抜粋で紹介する。
HF/50MHzトランシーバー「FTDX101シリーズ」発売時期と価格のご案内
この度、圧倒的な基本性能を確保しながらSDRによるHF帯の新しい楽しみ方を加え、すべてにおいて新たなステージへの進化を遂げたHF/50MHzトランシーバー「FTDX101シリーズ」の発売時期と価格について下記のとおりご案内申し上げます。
なお「FTDX101MP」の発売時期につきましては、後日改めてご案内申し上げます。弊社は今後とも、アマチュア無線機のマーケット拡大に積極的に取り組んでまいりますので、ますますのご愛顧、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
◆標準付属品：
＜FTDX101D/FTDX101DM/FTDX101DS＞
・マイクロホンSSM-75G
・DC電源ケーブル
・予備ヒューズ（25A）
・取扱説明書
・保証書
＜FTDX101MP＞
・マイクロホンSSM-75G
・AC電源ケーブル
・フロントスピーカー付き外部AC電源・取扱説明書
・保証書
◆主な仕様：
・送信周波数範囲：1.9MHz帯～50MHz帯のアマチュアバンド
・受信周波数範囲：30kHz～75MHz（動作範囲）
1.800000MHz ～ 29.699999MHz（保証範囲）中間周波数を除く
50.000000MHz ～ 53.999999MHz（保証範囲）中間周波数を除く
70.000000MHz ～ 70.500000MHz（保証範囲）中間周波数を除く
・電波型式：
A1A（CW）、A3E（AM）、J3E（LSB/USB）、F3E（FM）、F1B（RTTY）、G1B（PSK）
・周波数安定度：±0.1ppm（0℃～+50℃：電源投入1分後）
・電源電圧：
DC13.8V±10% （FTDX101D/DM/DS 100W/50W/10Wバージョン）
AC100V/200V（FTDX101MP 200Wバージョン）
・送信出力：
FTDX101D:100W（AMモード25W）
FTDX101DM:50W（AMモード25W）
FTDX101DS:10W、50MHz帯20Ｗ
FTDX101MP:200W（AMモード50W）
・外形寸法（W×H×D）：420×130×322mm（突起物含まず）
・重量：
約12kg FTDX101D/DM/DS：100W/50W/10Wバージョン（マイク含まず）
約13.5kg FTDX101MP：200Wバージョン（マイク、外部AC電源含まず）
◆オプション：
●関連リンク：八重洲無線（2月10日17時現在、FTDX101シリーズの情報は掲載されていない）
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