八重洲無線株式会社は2019年2月14日、独自の「C4FMデジタルモード」に対応したVoIPシステム、「WIRES-X」のノード局用パソコンソフトウェアの最新バージョンとしてVer.1.510を公開した。今回のアップデートにより同社のFTM-100D、FTM-400D、FTM-400XD(いずれも同日公開された新ファームウェアの導入が必要)とパソコンを接続したWIRES-X ポータブルデジタルノード局の運用が可能になった。
八重洲無線のWebサイト(WIRES-Xノードオーナーページ)で公開された「WIRES-X ソフトウェア Ver.1.510」の概要は下記のとおり。
●公開されたWIRES-X ソフトウェア
・バージョン名:Ver.1.510 (wx1510jp.zip)
・おもな変更点:
・C4FMデジタルトランシーバー FTM-100D、FTM-400XD、FTM-400DのWIRES-X ポータブルデジタルノード機能を使ったデジタルノード局への対応を追加しました。(2019年2月現在、ポータブルデジタルノード局に対応するC4FMデジタルトランシーバー:FT2D/FTM-100D シリーズ /FTM-400XD、FTM-400Dシリーズ)
・PDN(ポータブルデジタルノード)モードまたは、ポータブルHRIモード運用時、通話中に他のノード局からの接続要求(Connect Request)を受けると音声途切れが発生する場合があり修正を行いました。
・ノード局のDG-IDを“00”(オープンノード局)に設定した場合に、“00”から“26”までの2桁のサブコードを設定できるようにしました。サブコードを“00”に設定したときは、全てのDG-ID 番号のC4FMデジタルの信号を中継します。サブコードを“01”~“26”に設定したときは、サブコードが一致しないC4FMデジタル信号は中継しません。サブコードを設定することで、移動局(ユーザー局)の通信範囲内に複数のオープンノード局(DG-ID 番号:00)が存在する状況での混信を回避することができます。
例:“00-01”:DG-ID番号(00)、サブコード(01)
・デジタルノード局だけが接続できるデジタル専用ルームを開設する設定を追加しました(HRI-200を接続したノード局のみがルームを開設できます)。
・その他、機能改善と最適化を行いました。
新ソフトウェアのアップデートを行うためには、同社WebサイトのWIRES-Xページから、ノードオーナーページ(要・会員登録)に入り、公開されている「WIRES-X ソフトウェア更新情報」のPDFをよく読んだ上で、ソフトウェアをダウンロードし、パソコンにインストールする必要がある。
●関連リンク:WIRES-X(八重洲無線)
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