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<目標支援金額は30万円>「キーボード入力でモールス信号を生成する装置」をクラウドファンディングで作るプロジェクトが始動!!

あるプロジェクトの実現を支援するため、不特定多数の人がインターネット経由で資金提供を行う“クラウドファンディング”が花盛りだが、このほど埼玉県の企業がキーボード入力でモールス信号を生成する「コードジェネレータ(モールスキーボード)」をクラウドファンディングで作るプロジェクトを立ち上げた。18,000円を拠出するとコードジェネレータの「MK-400」が1台、また19,000円の拠出なら上位機種の「MK-800」が1台、それぞれ“リターン”として手元に届く。ただし4月5日(金)23時までに支援総額が目標とする30万円に達しなかった場合は“不成立”となり全額返金される。

 

 

【追記:募集締め切りを前に目標金額を達成!】2019年4月3日(水)21時30分

 

 

 4月3日(水)、クラウドファンディングの募集締切り4月5日(金)23時を前に、目標金額の30万円を達成したためプロジェクトは確約された。

 

 なお、引き続き締め切りまで募集は行われ、達成にともない支援後のキャンセルはできない。

 

 

2019年4月3日(水)に支援総額が目標金額30万円を突破した

 

 


 

 

Readyforのプロジェクト紹介ページ。プロジェクト開始直後のため、まだ支援者は1人もない状態だ

 

 

 日本で最も実績があるクラウドファンディングのサイト「Readyfor」を使って、キーボード入力でモールス信号を生成する「コードジェネレータ」の支援者募集を始めたのは、アミューズメント機器や演出装置の開発と製造を行っている、埼玉県の株式会社オールテック(代表/矢野克範氏)だ。同社はアマチュア無線関連の機材や部品の販売にも力を入れており、技術担当スタッフにもアマチュア無線家がいるという。矢野氏は平成8年に大ヒットした「プリクラ(プリント倶楽部)」を技術開発したことで知られ、“プリクラの父”と呼ばれている人物だ。

 

「MK-800」(左)と「MK-400」(右)。いずれも試作品

パソコン用のPS/2インターフェースのキーボードを接続してモールス符号(欧文、数字、一部特殊文字)を打つことができる。無線機のCW端子への接続も可能(写真は試作品)

 

 同社の「MK-400」「MK-800」はサイズが178W×60H×135Dmmで、パソコン用のPS/2インターフェースのキーボードが接続できる(USBキーボードは非対応)。電源は外部電源端子からDC7~12Vを供給する。出力端子として直径3.5mmのモノラルミニジャックがついている。

 

 両モデルの違いだが、MK-400は入力文字のバッファ数が「32文字」なのに対し、MK-800は「80文字」。定型文の記憶容量はMK-400が「1chあたり最大30文字を6ch」だが、MK-800は「1chあたり最大78文字を10ch」と容量が大きく、LCDも「16文字×2行」(MK-400)と「20文字×4行」(MK-800)と異なっている。どちらのモデルもキーボードを接続して生成できるモールスコードは「欧文、数字、一部特殊文字」で、和文には対応していない点は注意が必要だ。

 

「MK-400」と「MK-800」の仕様について(JG1PFO青木氏のホームページより)

 

 Readyforのプロジェクト紹介ページには次のように記載されている。

 

◆プロジェクトを立ち上げたきっかけ:身近なツールを利用してもっと簡単に、手軽にCWを楽しもう!
 モールス信号の解読器は市販で何種類もあるのに『自動でモールス信号コードを自動生成する装置がないのはなぜ?』という何気ないひとこと。パソコンやタブレットを使わないシンプルなキー(電鍵)が欲しい! というクラブ内での意見から「じゃあ、作ってみようか!」と興味が沸いてきたのが今回のきっかけです。実際のところ、クラブのメンバーは高齢者(失礼!)と初心者が多く、最初はラバースタンプQSOからでも手軽に通信ができればいいな、という言葉も聞かれました。

 

◆プロジェクトの内容:みなさんからいただいたご支援で『キーボード入力でモールス信号を生成するコードジェネレータ』をお届けいたします!
 今回のプロジェクトでは、みなさんからご支援をいただいて“キーボード入力でモールス信号コードを自動生成するコードジェネレータ”を製作してお届けいたします。
 すでに試作機は完成し、運用結果も良好で好評を得ております。そこで全国のCW愛好家のみなさまにもコードジェネレータの良さを体感していただくために、そしてこれからのCW人口を増やすためのスキルアップ教材として活用していただくために協力をいただきたいのです。

 

◆プロジェクトの展望・ビジョン:アマチュア無線人口は横ばいの状態が続いており、特に新規で免許を取得する人口が増え悩んでいる状況です。
 ことさらCWに関して初心者にとっては難しい、というイメージがあるようです。また、コードジェネレータをモールス導入教材として活用することで効率よく学ぶことができると考えています。同様にベテランのCW愛好家にも活用していただくことでより活発な活動を維持していただけることと思います。
 コードジェネレータの活用により、CW人口の広がりを期待! 今回のプロジェクトを通して“CWは楽しい!”“簡単!”というイメージを定着させ、趣味の領域を越えて災害時にももっと活用、活躍できるようになればうれしい限りです。さらにベテランのCW愛好家にも末永く楽しんでいくことができることも期待しております。

 

◆リターンについて:みなさんからご支援をいただいて、コードジェネレータ“MK-400”と“MK-800”を製作いたします!
 ご支援いただいたみなさまへお届けするコードジェネレータは起動時の画面にオーナー様のコールサインが表示されるプログラムを施した特別な1台です。2019年5月31日までに“キーボード入力によるモールス信号自動生成機 MK-400またはMK-800”をリターンとして支援者へ送付が完了したことをもって、プロジェクトを終了といたします。

 

「MK-400」と「MK-800」の仕様について

 

 プロジェクトのリターン品となる「コードジェネレータ(MK-400、MK-800)」は矢野氏と、オールテック社の技術担当であるJG1PFO 青木氏の実質的な共同製作によるもので、仕様などは青木氏のホームページで詳しく紹介されている。青木氏は「まだデバッグ途中ですが、解読器(受信)と今回のキーボード(送信)を一体化したVer.2も現在進行中です。もちろんPC不要となります。毎年クラブで出展しているハムフェアでは、今回もこの製品で出展を予定しております」と語っている。

 

「MK-400を18,000円で買いたい」または「MK-800を19,000円で買いたい」と思った場合は、Readyforのページから「支援申し込み」という形で購入手続きが可能だ(発送は2019年5月中)。ただし2019年4月5日23時までに、購入希望者(支援申し込み者)から集めた総額が30万円に達しなかった場合、このクラウドファンディングによるプロジェクトは“不成立”となり全額が返金される。この点が一般の通信販売と異なる部分である。

 

 詳細は下記関連リンク参照のこと。

 

 

 

●関連リンク:
・キーボード入力でモールス信号を生成する コードジェネレータ(Readyfor)
・モールスコードジェネレータ 詳細(JG1PFO青木氏のホームページ)
・クラウドファンディングとは(Readyfor)

 

 

 

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