アイコム株式会社は2019年3月8日、144/430/1200MHz帯オールモード機「IC-9700」の新ファームウェア「Version 1.03」を同社サイト上に公開した。同社の発表によると内容は「受信音が出なくなることがある不具合を修正」「DVモードでPTTを離しても受信に戻らないことがある不具合を修正」など7項目の修正のほか、改善、変更など合計10項目におよぶものだ。
IC-9700の新ファームウェア公開は2019年2月8日のVersion 1.02以来となる。今回発表された新ファームウェアの内容は次のとおり。
●IC-9700の新ファーム(Version 1.03)
Version 1.02からのおもな変更点:
・後日公開のIC-9700対応版RS-MS1Aへの対応
・弱信号時のAGC特性を改善
・受信音が出なくなることがある不具合を修正
・DVモードでPTTを離しても受信に戻らないことがある不具合を修正
・スタンバイビープ「自局宛て:アラーム/高音」の音を修正
・DVモードでの「送信コールサイン表示」が、周波数やチャンネルの操作でクリアされるように修正
・メモリーモードでマルチファンクションダイヤルを「M-CH」に設定した状態で電源を入れ直すと、「kHz」が設定されてしまう不具合を修正
・CI-V DUP ON/OFFコマンド (コマンド:0F)がSUBバンドでも動作するように変更
・SUBバンドでもオートレピータ機能が動作するように修正
・送信用バンドでの送信で受信用バンドのスペクトラムスコープのマックスホールドがクリアされないように修正
・その他、軽微な変更
IC-9700のファームアップは、SDカードを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。なおファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
Main CPU: 1.03
Sub CPU: 1.00
Front CPU: 1.00
FPGA Program: 1.02
FPGA Data: 1.00
DV DSP: 1.01
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク:ファームウェア/ドライバダウンロード・IC-9700(アイコム)
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