DXCCウォンテッドランキング最上位クラスのエンティティーとして、世界中からDXペディションが期待されている南大西洋の孤島「ブーベ島」(ノルウェー領)。日本時間2019年3月19日(火)15時、ついに「3Y0I」DXペディションチームが、滞在する南アフリカ共和国のケープタウンから同島に向けて出発したと、3Y0I公式ブログ「The 3YOI Bouvet Island Expedition」で発表された。島への移動中はチャーター船「Atlantic Tuna号」の船上から「E51DOM/MM」でオンエアーするほか、船の現在位置もWebサイト上で確認が可能だ。ブーベ島の到着は3月26日(火)か27日(水)になる見込みで、天気やそのほかの問題がなければ、最低2週間は島に滞在。滞在期間を3~4週間に延長することも希望しているという。
【追記:船の損傷で出発地へ戻ることを決断】3月27日(水)23時30分
日本時間の3月27日22時過ぎ、3Y0IペディションチームはWebサイトを更新し、メンバーが乗った船がブーベ島の近くで激しい嵐に遭遇し、船体や航海機器に損傷を受けたことから、船長が出発地であるケープタウン(南アフリカ)に戻ることを決断したと伝えた。
帰港後、船の修理点検に要する期間を確認した上で、4月にブーベ島への上陸を目指すか、来シーズンまでペディションを延期するかを決めることになるが「決してキャンセルではない」と強調している。
Big Ship in Extreme Hurricane – Heavy Sea & Very High Waves – Ship Sailing in Storm at Rough Sea(2016年の映像。このような海域を航行していると伝えている)
2018年11月からケープタウンに滞在していた「3Y0I」DXペディションチーム。一時は「3Y0Iは中止した」という噂も流れていたなか、チームがブーベ島へ向け出発したことが3Y0I公式ブログで発表され、世界中のSNSやDX関連ニュースサイトなどで話題となっている。
運用メンバーの1人としてコンテスターとして著名な熊谷隆王氏(JE1CKA)が参加している。今後同氏のツイッターアカウント「JE1CKA/ZS(@CkaJe1)」で、現地の状況などを知ることができるかもしれない。
3Y0I公式ブログで発表された内容は以下のとおり(一部抜粋)。
THE 3YØI DXPEDITION HAS BEGUN
「3Y0I」DXペディションが始まりました。
「3Y0I」DXペディションは正式にスタートしました。 チャーター船「Atlantic Tuna号」はチームを乗せ、2019年3月19日06:00(UTC)にブーベ島に向けて出発しました。
すべてがうまくいけば、3月26日か27日にブーベ島に到着するはずですが、島への上陸は、到着時の気象条件に大きく左右されます。海の様子や気象条件など、安全が第一です。
チームは、天気やそのほかの要因が許せば、最低2週間は島に滞在する予定です。さらに、滞在期間を3~4週間延長することも希望しています。
島への移動中に「E51DOM/MM」でオンエアーします。また、私たちの船を追跡することができます。
https://share.findmespot.com/shared/faces/viewspots.jsp?glId=0tARRAqk3ftzEN8piDb2UOWqGrnOX349o
さらなる最新情報に期待していてください。歴史が始まったのです!
※チームはDXペディション運用中、DXクラスタや個人のメールなどをチェックしていません。
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<メンバーは出発地の南アフリカに4か月滞在中>ブーベ島「3Y0I」DXペディションチーム、チャーター船の試験航行後に出発日を発表へ
●関連リンク:
・The 3YOI Bouvet Island Expedition(3Y0I公式ブログ)
・チャーター船「Atlantic Tuna号」の現在位置
・Atlantic Tuna Sea Trial Rebel DX Group(3Y0I公式Webサイト)
・3Y0I_JA Support Team(3Y0I JAサポートチーム)
・3Y0I バンドプラン
・Old Tweets CkaJe1(JE1CKA)
・ブーベ島(ウィキペディア)
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