株式会社エーオーアールは2019年4月26日、各種デジタル無線に対応したハンディタイプの広帯域受信機「AR-DV10」の新ファームウェア(β版)「v1904B」を同社サイト上に公開した。既存の「T-DM」(TETRAダイレクトモード)では復調できなかった、TETRAトランキング・ネットワークのトラフィック・チャンネルが復調できる「T-TC」を新たに追加したもの。これにより日本国内で空港連絡用等で使われている無線(MCA方式の空港無線電話、460/415MHz帯)が受信可能になるという。同社は「主にテトラトランキングネットワークのトラフィックチャンネルを復調することに対応したβ版(機能評価試験のための試用版)ファームウェアです。そのため、その他の機能を含め意図しない動作が起こる可能性があります。 アップデート前には必ずメモリデータのバックアップを行ってください」としている。
以下、エーオーアールの発表から抜粋で紹介する。
●AR-DV10の新ファームウェア v1904Bβ版(1904B.D10)
デジタルレシーバーAR-DV10ファームウェア1904B(β版)を公開しました。このファームウェアでは既存の「T-DM」(TETRAダイレクトモード)では復調することのできなかった、日本国内では空港連絡用等で使用されているTETRAトランキング・ネットワークのトラフィック・チャンネルを復調することができる新しい受信モード「T-TC」を追加しました。
大型連休では外出が増え受信する機会が多くなることが予想されますので、正式リリースに先駆け先行でβ版をリリースさせていただくことになりました。この機会に是非新しい受信モードをお試しください。
<機能追加>
・T-TC モード(Tetra Trafic Channel)を追加しました。
・逆トーンスケルチ動作の安定化
・その他軽微な修正
※重要:このファームウェア 1904B は、主にテトラトランキングネットワークのトラフィックチャンネルを復調することに対応したβ版(機能評価試験のための試用版)ファームウェアです。そのため、その他の機能を含め意図しない動作が起こる可能性があります。 アップデート前には必ずメモリデータのバックアップを行ってください。ご理解のうえご使用をお願いいたします。
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク:
・TETRA T-TCモードに対応したAR-DV10ファームウェア(β)を公開しました!(エーオーアール)
・AR-DV10ファームウェア・リリースノート(エーオーアール)
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