八重洲無線株式会社が144/430MHz帯ハンディ機の新モデルを開発している模様だ。総務省 電波利用ホームページの「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」コーナーで検索すると、平成31年3月15日付けで「FT3D」という型番の機種が工事設計認証を受けていることがわかり、Twitterで話題になっている。
【追記】FT3D、いよいよ「ハムベンション2019」で発表へ 下記記事参照!!
<カラー液晶、0.5~999.9MHzの広帯域受信機能>八重洲無線、C4FM対応の144/430MHz帯ハンディ機「FT3D」を発表へ
総務省は技術基準適合証明等(技適)を受けた無線機器の公示を行っており、同省の「電波利用ホームページ」では技適を取得した機器の検索を行うことができる。
同ページ内の「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」コーナーで、「氏名または名称」欄に“八重洲無線株式会社”と入力し、「機関名」欄を“(一財)日本アマチュア無線振興協会”、「年月日」欄を“2019年1月1日”と設定し検索してみると、先に発表されたFTDX101シリーズ3機種とともに、「FT3D」という見慣れぬ型番の機種がヒットする。
詳細情報を見てみると、FT3Dという機種の工事設計認証番号(いわゆる技適番号)は002-180010。平成31年3月15日に第2条第12号に規定する特定無線設備(アマチュア無線)として工事設計認証を取得していることがわかる。
発射可能な電波の型式、周波数、空中線電力は「F1D、F2D、F3E、F7W 144.000~146.000MHz 5W」「F1D、F2D、F3E、F7W 430.000~440.000MHz 5W」とあり、144/430MHz帯の5Wハンディ機で、アナログFMモードだけでなくC4FMデジタルモードにも対応していることが推測できる。
ちなみにFT3Dは3月18日に一般財団法人テレコムエンジニアセンターで、2.4GHz帯高度化小電力データ通信システムである「F1D、G1D 2441MHz 0.00016~0.00064W」の工事設計認証も受けている。このことからFT3DはBluetooth機能を搭載していると推測できる。
八重洲無線は毎年5月に米国で開催される「ハムベンション(デイトン・ハムベンション)」で、新製品を初披露することが多い。今年の「ハムベンション2019」は来週5月17~19日の開催だが、会場でFT3D(海外名は「FT3DR」か?)の発表があるかにも注目したい。
●関連リンク:
・技術基準適合証明等を受けた機器の検索(総務省 電波利用ホームページ)
・登録証明機関による工事設計認証に関する詳細情報 FT3D(総務省 電波利用ホームページ)
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