中茂睦裕氏(JG5CBR)が2016年から頒布している、「モールス信号シールドArduino UNO用」というマイコンボードをベースにしたエレクトリックキーヤーを、2017年11月以来、1年半ぶりの2019年5月5日に刷新した。スケッチの最新サンプルを書き込むことで、多種にわたる機能を実現。アイデア次第で好きな機能を持たせたキーヤーにカスタマイズできるということだ。すでにキットをお持ちの方は、中茂氏のホームページで公開されている最新プログラム(スケッチ)「morse-shield_190505.ino (2019/05/05版) 」に書き換えるだけで、新しい機能が使える。なお、受信したモールス信号を復号する機能は備えていない。
ワンボードに収められた超小型コンピューター(マイコン)「Arduino UNO」。正規品と互換機があり、安くは1千円前後で購入できる。今回、中茂氏が頒布しているArduino UNOのシールドとして動作するエレクトリックキーヤー「モールス信号シールドArduino UNO用」の最新プログラム(スケッチ)が公開された。
モールス信号シールドは、マイコン単体で動作するエレクトリックキーヤーとしてはもちろん、パソコンなどからCOMポート経由してASCII文字列を受け取り、CWを送出することもできる。Tera Termなどのターミナルソフトや、自作のソフトウェアにより簡単に制御することが可能だ。
今回の最新プログラム(スケッチ)公開で、以下のキーヤーの動作モードを拡充。縦振り電鍵への対応などの機能を追加している。
・対応するエレクトリックキーヤーを拡充(キー操作を復号します)
アイアンビックA
アンビックB(従来と同様)
スーパーキーヤー
縦振り電鍵
・受信練習機能に追加
ランダム10セットのJAコールサイン生成
デジタルインベーダー風ゲーム
ランダム5文字で10セットの符号生成(欧文/和文)※従来と同様
・ビーコンCQ再生
再生回数(デフォルト10回、3~30の範囲で調整可)
再生間隔(デフォルト2秒、1~9秒の範囲で調整可)
・欧文/和文モード切り替え(「ホレ」および「ラタ」で変更)
・長短点比率の調整(デフォルト1:3.00、3.00~4.00の範囲で調整可)
・パドルリバース
・サイドトーンのオンオフ
詳細は下記の関連リンクから確認してほしい。
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●関連リンク:
・モールス信号シールド【キット】
・モールス信号シールド【完成品】
・モールス信号シールドArduino UNO用のスケッチを更新
・モールス信号シールドArduino UNO用
・Arduino(ウィキペディア)
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