八重洲無線株式会社はC4FMデジタルモードに対応した144/430MHz帯ハンディ機の新製品「FT3D」を、5月17日から米国で開催される「ハムベンション2019」の会場で発表する。海外の複数サイトが報じた。同製品のボディサイズは62W×100H×32.5Dmmで重量は282g(バッテリー、アンテナ含む)、タッチパネル操作対応のカラー液晶ディスプレイを装備。0.5~999.9MHzの広帯域受信機能を搭載し、2バンドの同時受信が可能という。
【5月16日11時追記】日本国内の販売店筋からの情報によると、FT3Dの定価(希望小売価格)は税別59,800円で、2019年6月の発売開始を予定しているという。
【5月17日20時追記】八重洲無線の米国子会社「Yaesu USA」のサイトに、FT3DRの商品情報が掲載され、PDF版カタログのダウンロードも可能になった。本記事末尾の関連リンク参照のこと。
海外サイトの情報を総合すると、八重洲無線の新製品「FT3D」のおもな特徴は次のとおり。
●ボディサイズ:62W×100H×32.5Dmm、重量:282g(バッテリー、アンテナ含む)
●2200mAhのロングライフ・リチウムイオンバッテリーパック(SBR-14LI)付属
●320×240ドットのフルカラーTFT液晶ディスプレイ(タッチパネル操作に対応)を搭載
●オプションのカメラ機能付きマイク(MH-85A11U)を接続してカラー画像(スナップショット)の送受信が可能
●0.3/1/2/5Wで144MHz帯、430MHz帯のアナログFM/C4FMデジタルの送受信が可能
●Aバンド0.5~999.9MHz、Bバンド108~580MHzの広帯域受信機能を搭載。条件により同時受信が可能(V/V、V/U、U/V、U/Uの同時受信にも対応)。AM/FMラジオ放送の受信も可能
●Aバンド、Bバンド同時にC4FMデジタルモードの待ち受けが可能
●最大79chの高解像度バンドスコープ機能
●通信モードが自動選択できる「AMS(Automatic Mode Select)」搭載
●いつも使う複数のチャンネルをチェックできる「CAM(Club channel Activity Monitor)」機能搭載
●メモリーチャンネルは最大1256ch、100バンクに整理が可能
●大音量700mWの音声出力
●高感度GPSレシーバー内蔵、1200/9600bpsのAPRSデータ送受信も可能
●WIRES-Xのポータブルデジタルノード(PDN)機能に対応
●マイクロSDカードスロットを搭載、メモリーバックアップのほか、画像や送受信の音声データも保存可能
●Bluetooth機能内蔵。オプションのBluetoothヘッドセットが使用可能
●アンテナ、バッテリーSBR-14LI、充電器、ベルトクリップ、USBケーブルを標準付属。豊富なオプションを用意
FT3Dが「ハムベンション2019」会場で発表され次第、hamlife.jpではその写真を掲載する予定だ。
FT3Dに関してはこちらの記事もチェック!!
<今年3月15日に工事設計認証(技適)を取得>八重洲無線、ハンディ機の新モデル「FT3D」を開発中か?
●関連リンク:
・FT3DR(Yaesu USA)
・FT3DR PDF版カタログダウンロード(Yaesu USA)
●いったん広告です: