hamlife.jp(ハムライフ・ドット・ジェーピー)
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟

注目キーワード:

hamlife.jp > ニュース > JAIA > <無線ショップの「専門会員制度」を廃止、事務局を移転>日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)、5月23日に第49回定時総会を開催


<無線ショップの「専門会員制度」を廃止、事務局を移転>日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)、5月23日に第49回定時総会を開催

アマチュア無線機器メーカー9社が加盟する業界団体の「日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)」は2019年5月23日、神奈川県横浜市で第49回定時総会を開催した。今年は2年に1回行われる役員改選がない年で、第48期の事業報告と決算案、第49期の事業計画と予算案が審議され、いずれも原案通り承認可決された。

 

 

第49回定時総会後の記念撮影

 

 

 日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)は、1971(昭和46)年に発足したアマチュア無線機器メーカーの業界団体で、2019年5月23日の時点で五十音順にアイコム、アツデン、アルインコ、アンテナテクノロジー、エーオーアール、コメット、JVCケンウッド、第一電波工業、日興電子の9社が「正会員」として加盟している(八重洲無線は現在加盟していない)。

 

 JAIAは毎年1回、正会員各社が集まって定時総会を開催しているが、その第49回の定時総会が5月23日に神奈川県横浜市のメルパルク横浜で開かれ、第48期(平成30年度)の事業報告と決算案、第49期(平成31年/令和元年度)事業計画と予算案が審議され、原案通り承認可決された。なお役員改選は2年に1度で、今回の定時総会では改選は行われない。

 

 第48期の事業報告では、加盟各社のアマチュア無線機器の販売統計について、国内合計販売金額は18億300万円(対前年比95.4%)で前年度を下回ったが、輸出総合販売金額は42億8900万円(対前年比101.5%)と前年より微増になったことが報告された。

 

 またこれまでJAIAには「専門会員」として、各地のアマチュア無線ショップ118店(2019年3月末日現在)が加入し、一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の委託による事務の一部代行(養成課程講習会の企画と申込受付業務)を担当していたが、2018年3月23日に開催された理事会でこれを終了することが決議され、2019年3月末で業務を終えた。2019年4月以降はJARDが各アマチュア無線ショップに直接、募集や受付業務を委託する形式に変更されている。なお48期に開催された養成課程講習会は第4級、第3級とも開催回数が前年度よりも減少し、申し込み者も大きくマイナスになったという(第4級:162回開催、合計5,367人受講 / 第3級:80回開催、合計1,988人受講)。

 

 さらに約36年間にわたって東京都豊島区巣鴨のビルに設置されていたJAIA事務局が2019年5月末で閉鎖され、6月1日から東京都三鷹市上連雀の「三鷹ビジネスパーク」内に移転することが発表された。

 

約36年間にわたってJAIA事務局が置かれている東京・巣鴨の第2川端ビル

 

 

 終了後に行われた懇親会には、アマチュア無線団体や業界の関係者約40名が出席。播磨JAIA会長(アイコム株式会社 代表取締役社長)は次のような要旨の開会挨拶を行った。

 

懇親会で挨拶する播磨JAIA会長

 

「先ほど第49回定時総会が終了した。アマチュア無線業界もJAIAも大変厳しい状況が続いている。JAIAはこれから身の丈に応じた運営をしていくことが必要で、JARDの養成課程講習会事務の一部代行はこの3月末で終了し、約36年間東京・巣鴨に置いていた事務所も6月に三鷹市へ移転するというダウンサイジングを図ることになった。これからは収支トントンでアマチュア無線のために運営し、状況が好転したらまたしっかりやっていきたい。今は我慢の時だろう。横浜のホテルでこのように総会を開き、終了後に懇親会を行うのもおそらくこれが最後になるだろう。ただ、JARDが行っているHAMtteには積極的に協力し、JARLの会員数増強にもしっかり協力していきたいと思っている。今後とも宜しくお願いしたい」。

 

 

 続いて来賓として出席した一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の髙尾会長は次のような要旨の挨拶を行った。

 

懇親会で挨拶する来賓の髙尾JARL会長

 

「JARLは今年から新しいことを2つ始めた。1つは広報大使として演歌歌手の水田かおりさん(JI1BTL)とシンガーソングライターのMasacoさん(JH1CBX)の2名を任命したことで、お二人にはいろいろなところでアマチュア無線を広報してもらおうと考えている。さらに1月からはコミュニティ放送でJARLの活動や取り組みを知らせる番組“Radio JARL.com”がスタートした。こうした取り組みで新しい方々を増やしていきたいと考えている。
 JAIA加盟の販売店にはJARL会費納入の代行店としてもお世話になっている。アマチュア無線局数は最近、年間で15,000局も減るという厳しい状況の中だが、JARL会員はなんとか最小限の減少で留まっている。いろいろな活動を通じてアマチュア無線の活性化と利用者の拡大を図っていきたい。JAIAの皆様と太いパイプの二人三脚でアマチュア無線を盛り上げていきたいと考えている」

 

 さらに乾杯の発声には一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の三木会長が登壇し、次のような要旨で挨拶を行った。

 

乾杯の発声で挨拶する三木JARD会長

 

「皆様のご協力で、JAIAの専門会員制度はスムーズに終えることができた。4月からはJARDが直轄で各ショップに代行機関として業務にあたってもらうことになり、ほとんどすべてのショップに継続してもらうことができた。また一昨年で終了した“JAIAアワード”を、故・原 昌三氏(JA1AN)のご家族からの寄付を原資に、今年から3年間限定で“原 昌三メモリアルアワード”としてやらせていただくことになった。
 アマチュア無線の状況を好転させるためには、アマチュア無線がもっとやりやすく、社会的にも認められる環境を作ることが必要だと思う。アメリカではクラス(資格)の整理が行われた上で、さらに入門クラスを設ける検討がなされているところだと聞いている。我々も同様のことを考え、裾野が広がるようなことを総務省に働きかけられればいいなと思っている」

 

懇親会風景

 

 

 

●関連リンク:日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)

 

 

 

●おすすめ記事:

レビュー評価高い Amazonベーシック アルカリ乾電池 単3形20個パック
航空バンド&レコーダーetc.多機能ラジオ「HRD-737」