アイコム株式会社は2019年6月7日、144/430/1200MHz帯オールモード機「IC-9700」の新ファームウェア「Version 1.10」を同社サイト上で公開した。同社の発表によると内容は「DVゲートウェイ機能にUDPホールパンチ機能を追加」「基準周波数調整機能に外部同期を追加」「ホームCHビープ機能を追加」「デジタルTWIN PBTの状態表示を追加」「[SCAN]キーの動作を変更」「設定を旧ファームウェアバージョン形式で保存する機能を追加」「CI-Vコマンド25とコマンド26の不具合を解消」「その他軽微な修正」の計8項目という。なお今回のIC-9700の新ファームウェア公開と同時に、無償クローニングソフトウェアの「CS-9700」もVersion 1.10が公開された。
IC-9700の新ファームウェア公開は2019年4月19日のVersion 1.06以来となる。今回発表された新ファームウェアの内容は次のとおり。
●IC-9700の新ファーム(Version 1.10)
Version 1.06からの変更点:
・DVゲートウェイ機能にUDPホールパンチ機能を追加
・基準周波数調整機能に外部同期を追加
・ホームCHビープ機能を追加
・デジタルTWIN PBTの状態表示を追加
・[SCAN]キーの動作を変更
・設定を旧ファームウェアバージョン形式で保存する機能を追加
・CI-Vコマンド25とコマンド26の不具合を解消
・その他軽微な修正
IC-9700のファームアップは、SDカードを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。なおファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
Main CPU: 1.10
Sub CPU: 1.00
Front CPU: 1.00
FPGA Program: 1.03
FPGA Data: 1.00
DV DSP: 1.02
なお今回のIC-9700の新ファームウェア公開と同時に、無償クローニングソフトウェアの「CS-9700」もVersion 1.10が公開された。こちらは「IC-9700 ファームウェア Version 1.10 に対応」「ホームCH機能の設定を追加」「ホームCHビープ機能の設定を追加」「UDPホールパンチ機能の設定を追加」「基準周波数の外部同期機能の設定を追加」といった機能追加が図られている。
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク:
・ファームウェア/ドライバダウンロード・IC-9700(アイコム)
・IC-9700/IC-9700S 仕様変更のお知らせ Version 1.10(アイコム)
・ファームウェア/ドライバダウンロード・CS-9700(アイコム)
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