2019年6月9日(日)、東京都羽村市の羽村市産業福祉センターで、アマチュア無線家、ライセンスフリー無線ファン、ドローン空撮愛好家などが一堂に会する無線イベント「ハムらde無線フェア」(同フェア実行委員会とJARL東京都支部の共催)が開かれ、300人を超える来場者で賑わった。その模様を写真で紹介しよう。
羽村市産業福祉センターを丸ごと借り切り、屋内や屋外でアマチュア無線、ライセンスフリー無線、ドローンなどのさまざまな展示と実演、講演などを行うという初の無線イベント「ハムらde無線フェア」が6月9日(日)に開催された。この日はあいにくの小雨模様だったが、開場前から多数の無線ファンが集まった。
まず1ページ目では、建物内で行われた展示や講演の模様を紹介しよう。
メーカー展示では、特定小電力トランシーバーやドライブレコーダーの販売、アマチュア無線機器の卸で知られるエフ・アール・シーが、351MHz帯デジタル簡易無線登録局のハンディ機(FC-D301)を初お披露目して注目を集めた。さらに第一電波工業は142/146MHz帯デジタル小電力コミュニティ無線用のアンテナ(固定局用、ハンディ用)を参考出品。八重洲無線も発表したばかりの144/430MHz帯ハンディ機のFT3DやHF/50MHz帯の固定機 FTDX101Dを展示し、ブースは常に人だかりができる状態だった。
後援団体の1つである一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)は、アマチュア局の保証や養成課程講習会の案内と相談ができるコーナーを設けたほか、スペクトラムアナライザーなどの機器を持ち込み、会場で無線機器のスプリアス測定を実施。「アマチュア局として免許を受けたいが、スプリアス強度の実測データを求められて困っていた」という28MHz帯AMファンのアマチュア無線家がさっそく測定を申し込み、新スプリアス規格をクリアするという測定結果が伝えられるとホッとした表情を見せていた。
このほか、各メーカーやクラブなどの展示や体験コーナー、講演会場なども人気だった。その一部を紹介しよう。
2ページ目では「ハムらde無線フェア」の屋外展示を紹介する。
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