1、2アマの通信教育講座と3アマ、4アマの養成課程講習会開催などで知られる株式会社キューシーキュー企画は2019年6月14日、同社Webサイトのトップページに「6月19日(水)刊行の『HAM world 8月号』に衝撃のニュースが発表されます!」と題した“緊急告知”を掲載した。このニュースに関する同社の公式発表は2019年7月1日(月)を予定しているという。先日公開された同誌8月号の表紙画像にはモザイク加工が施されて一部読めない部分があるが、それとの関連も考えられる。
キューシーキュー企画のWebサイトに掲載された“緊急告知”は次のとおり。
緊急告知!
6月19日(水)刊行の『HAM World 8月号』に衝撃のニュースが発表されます!
本ニュースについての当社公式発表は7月1日(月)を予定しています。待ちきれない方は書店に行って『HAM World 8月号』を手にしよう!
HAM World(ハム ワールド)
発行:株)電波社
価格:980円(税込)
販売:全国の書店、コンビニ、ハム・ショップ等
電波社のアマチュア無線誌「HAM world(ハムワールド)」は先日、6月19日(水)に発売される2019年8月号の刊行情報をメディア向けに公表した。その際に提供された表紙画像は右下の一部に画像処理(モザイク)が施されていた。同誌編集部はこれについて「情報解禁前のため、一部画像処理を行っています」と説明している。
この表紙の画像処理部分が、キューシーキュー企画の「緊急告知」と関連しているのではないか、との推測がある。そこでhamlife.jpスタッフが目を細め、角度やサイズを変えながらモザイクを眺めたところ、黄色の「スクープ」の文字の下には白色で大きく“4アマ”、また右側の黄色い枠内は“自宅で○○可”と書かれているようにも見えた。しかし残念ながら断定には至らなかった。
はたして、キューシーキュー企画の「衝撃のニュース発表」とは何だろうか。また「HAM world」誌2019年8月号表紙のモザイク処理との関連性はあるのだろうか? まずは6月19日発売の同誌を待つことにしたい。
【追記 2019年6月17日17時】
HAM world編集部は6月17日、同誌8月号のモザイク処理を施していない表紙画像をメディア向けに公表した。表紙右下で画像処理されていたタイトル文字は「スクープ 4級アマチュア無線 eラーニング始まる 在宅で受講可」というもので、株式会社キューシーキュー企画が新たに第4級アマチュア無線技士のeラーニング養成課程を開始するという内容であることがわかった。
自宅で教材やインターネットを使って受講し、修了試験のみ最寄りの試験センターに出向いて受験する「eラーニング方式」のアマチュア無線技士養成課程は、これまでJARD(一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会)が2アマと3アマで実施していたが、4アマでは同社が初の実施となる。アマチュア無線に興味を持ちながら、養成課程講習会や国家試験の開催が少ない地方に住んでいたり、まとまった受講時間が取れない人にとって、自宅で空き時間に学習できる同方式のスタートは朗報で、入門者の増加が期待できる。しかしeラーニングの利用者が増えた場合、教室形式の養成課程講習会の開催は減少する可能性があり、同社から委託を受けて講習会の講師(業務委託)や管理責任者(委託社員)を務めている各地のOMハムから収入減について懸念の声が上がることも考えられる。
「HAM world」8月号はこちらの記事参照
<特集「10Wで世界と交信できるデジタルモード! 今から始めるFT8」ほか>電波社、「HAM world(ハムワールド)」2019年8月号を6月19日(水)に刊行!!
●関連リンク:
・緊急告知 6月19日(水)刊行の『HAM World 8月号』に衝撃のニュースが発表されます!(キューシーキュー企画)
・HAM world(電波社)
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