一般社団法人 日本アマチュア無線連盟（JARL）は、きょう2019年6月23日（日）13時から東京都新宿区の民間会議施設で「第8回定時社員総会」を開催中だ。総会の模様を現地からhamlife.jpのスタッフがリポートする。
第8回JARL定時社員総会の模様（13時00分撮影）
JARLは2011年秋の一般社団法人化を機に、会員（正員）すべてに参加・議決の権利があった「通常総会」の制度を廃し、正員から選挙で選ばれた「社員」によって行われる、代議員制の「社員総会」へ移行した。社員の定数は138名だが、現在は一部の地域で欠員が生じているため総数は129名となっている。
その第8回目となる定時社員総会が、きょう6月23日（日）13時から東京都新宿区にある民間の会議施設「ベルサール西新宿」で開催されている。
今回は13時から、会長挨拶に続いて昨年度会員数が増加した支部などの表彰と賛助会員への感謝状贈呈が行われた。その後13時19分に開会宣言が行われ、議長団（議長：JA1STY 鈴木氏、副議長：JA8DKJ 三井氏）の指名と総会成立審査後、第1号議題「平成30年度決算の件」の議事が始まった。
議事開始前に事務局が発表した「総会成立審査」の結果は次のとおり。
・議決権を有する社員総数：129名
・議決権の数：129個
・6月23日12時50分現在の出席社員数：113名
・議決権行使書の提出社員：5名
・委任書面による出席社員：3名
・合計出席数：121名
（定款に規定された過半数65名を超えているので総会は成立）
会場となった「ベルサール西新宿」8階の受付風景
12時50分までに会場へ出席した社員は113名（委任状出席を含め121名）
開会直前、準備に余念のない会長、専務理事ら（開会前に撮影）
冒頭で挨拶をするJG1KTC 髙尾会長
答弁する日野岳専務理事
採決時の計数作業を行う場合に備えて待機するJARL職員
今回開催される第8回定時社員総会の議題は「第1号議題 平成30年度決算の件」と、社員提案による「第2号議題 理事髙尾義則及び理事日野岳充 解任の件」の2つで、ほかに報告事項として「平成30年度事業報告」「令和元年度収支予算」「令和元年度事業計画」が予定されている。
第1号議題の「平成30年度決算」では、元々平成30年度は3,936万円の赤字となる予算を組んでいたものが、実際には8,010万円の赤字となってしまったことについて、社員からの質問や意見が集中すると予想される。また第2号議題の「理事髙尾義則及び理事日野岳充 解任の件」は、社員有志17名が提案した解任理由の妥当性や、髙尾会長と日野岳専務理事のJARL運営や理事会運営についてが問われることになりそうで、両議題ともどのような採決結果になるか事前予想が難しい状況だ。
なおhamlife.jpでは各議題の審議結果（採決結果）が判明次第、Twitterアカウント（@hamlifejp）で速報すると共に、本記事に追記を行っていく予定だ。
【速報 15時10分】第1号議題の「平成30年度決算の件」は、15時03分に挙手採決・集計の結果「賛成71」「反対52」「棄権保留3」で可決した。（※採決直前の議決権行使書を含む出席社員数は126名）
【速報 16時05分】第2号議題の「理事髙尾義則及び理事日野岳充 解任の件」は、15時55分に挙手採決を行った結果、議長が「反対多数」と判断し否決した。
【速報 17時10分】報告事項の「令和元年度事業計画」「令和元年度収支予算」の説明と質疑応答が終了し、17時10分に全ての審議を終了した。
【速報 17時40分】種村理事が招集していた“定時社員総会終了後の臨時理事会”は、議決に加わることができる理事の過半数の出席がなかったため、定款48条により流会となった。
「流会」に伴い、臨時理事会の会場から退出する理事ら（17時32分撮影）
こちらの記事も参考に。
＜今回のポイントと“決算否決、理事2名解任”の場合のシミュレーション＞JARL「第8回定時社員総会」、今週末の6月23日（日）に開催
●関連リンク：第8回定時社員総会議案等について（JARL Web）
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