2019年8月31日(土)と9月1日(日)の2日間、東京都江東区有明の東京ビッグサイト南展示棟3・4ホール(4階)で開催される「アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2019)」。その開催に先立ち、東京都文京区の文京区民センターで出展者説明会とクラブブースのコマ割り抽選会が7月16日(水)に行われた。出展団体はクラブ枠が190団体、そのほかビジネスや後援・協賛団体、日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)加盟各社などを含めて合計223団体が参加することが発表された。また今回のハムフェアは従来使用してきた西展示棟の裏手に新たに建設された南展示棟が会場となるが、その全体のレイアウトやコマ配置が判明した。
冒頭、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)会長の髙尾義則氏(JG1KTC)と、ハムフェア2018実行委員長である日野岳 充専務理事(JE1KAB)が挨拶に立ち、その中で「今年のハムフェアは昨年までとは違う初めての会場で行うため、いろいろご不便をおかけすることもあると思うがご協力をお願いしたい」との話があった。
担当者から「出展者へのお願い」の中で「緊急避難」に関して、「来場者が多く入っている会場で、何らかの事故が発生し、またその恐れがある場合、一斉放送で緊急事態を知らせることは、かえって混乱を招くことが予想されます。このため『場外への避難』の略語として、ハムフェアでは「QSY」を定めます」「『QSY』の一斉放送があったときは、催事を中断し、口頭で周辺の人々に『押さないで、走らないで、非常口から出てください』と伝え、近くの非常口を示すとともに、出展者自身も流れに入って、全体を誘導しながら外へ避難してください」と、アマチュア無線のイベントならではの説明も…。なお、この「QSY」の用語は、ハムフェアの初回開催時から出展者へ周知されているものだ。
説明会では出展者向けの出展者証、搬入出許可証などが配布されたほか、ブース設置や電気設備、運営・警備など、担当業者からの説明が行われた。休憩をはさみ、クラブ出展者向けの出展ブースのコマ割り抽選会が実施され、抽選順にクラブ代表者が希望するブース番号を伝えていくという方式で滞りなく進められ終了した。
出展者へ配布されたハムフェア会場コマ配置図によると、会場となる南展示棟3・4ホール(4階)には、西展示棟前のアトリウムのような開会式が行えるオープンスペースがない。そのため南3ホール内の会場入口を入ったところに、入場待機スペースとメインゲートが設けられている。また、メーカーブースやクラブブース、イベントコーナーが隣接するなど、これまでに見られなかった会場レイアウトとなっている。
●説明会で配布されたハムフェア2019会場配置図
(左側が西展示棟側につながっている、クラブブース枠は未記入)
※クリックするとPDF形式でダウンロードできます。
●関連リンク:
・ハムフェア2019(JARL Web)
・一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL Web)
・東京ビッグサイトフロアマップ
・東京ビッグサイト南展示棟
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