8月31日(土)と9月1日(日)の2日間、東京ビッグサイト 南展示棟で開催された「ハムフェア2019(アマチュア無線フェスティバル)」は無事閉幕した。今年の入場者数は初日が30,000名(昨年より3,000名増加)、2日目が12,000名(昨年と同数)で、合計42,000名となった。これはハムフェアが土日の2日間開催になってからは最高の入場者数だ。ところで気になるのは“来年(2020年)のハムフェア開催がどうなるか”という点だろう。そこでハムフェア終幕時に館内に流れた、ハムフェア実行委員長のJE1KAB 日野岳 充氏(JARL専務理事)のアナウンスを紹介する。
ハムフェア会場で久しぶりにアイボールQSOした友人や、一緒にブース出展したローカル局と別れるとき「じゃあ、また来年!」とあいさつするのが常だが、今年はそれができなかった…。というのも来年(2020年)は「東京オリンピック・パラリンピック」の開催日程と重なることから、プレスセンターになる東京ビッグサイトが長期間使えなくなる。そのため長くここを会場としているハムフェアは来年の開催(日程、代替会場など)がまだ決定できていないのだ。今年のハムフェアの終幕が近づくにつれ、あちこちのブース関係者から「来年はどうなるのだろう…」という声が上がっていた。
そんな中、ハムフェア2019の終了時に日野岳ハムフェア実行委員長から場内へ向けて次のような談話が流された。これが現時点における「来年のハムフェアは?」の状況ということになるのだろう。以下アナウンスのすべてを紹介する。
日野岳ハムフェア実行委員長のアナウンス内容
ハムフェア実行委員長の日野岳でございます。このアマチュア無線の祭典「ハムフェア2019」も間もなく閉幕でごさいます。ご来場いただきました皆様方に心より御礼申し上げます。また出展者ならびに関係者の皆様方のご協力により、つつがなくこのフェアを終えることができますことを、厚くお礼を申し上げます。
本日の来場者数は、昨年と同様の12,000名でした。昨日の30,000名と合わせて、のべ42,000名の来場者数となりました。これは2日間で開催するようになってから、過去最高の来場者数となりました。たくさんの皆様におこしいただき、大変ありがとうございました。
さて来年のハムフェアですが、ご承知のとおり「東京オリンピック・パラリンピック」の関係で、このビックサイトはプレスセンターになるため、 夏場の利用ができなくなってしまいます。 他の会場や開催時期をずらす方向で現在各方面と折衝しているところでございます。日時・場所等が決まりましたら、 JARL Web等でお知らせいたしますので、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。なんとか、来年もハムフェアを開催できるよう、鋭意努力中でございますので、ぜひまたたくさんのご来場、ご出展をお願い申し上げます。
搬出に際しまして、本日も多くの車両の進入が予想されます。事故のないよう、くれぐれも気をつけて最後まで作業をお願いいたします。では、気をつけてお帰りください。ありがとうございました。
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なお来年のハムフェア開催について(開催可否、日程、会場など)は、9月28~29日に開催されるJARL理事会で検討される見込みだ。一般への発表は早くて10月初旬になると考えられる。
●関連リンク:ハムフェア2019(JARL Web)
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