ハムフェア出展者が関係する「8J」「8N」で始まるコールサインの記念局や、出展ブースの社団局運用リポートの第2弾。今回は記念局4局のほか、社団局3局の合計7局をピックアップ。そのなかには、宮古湾海戦150周年記念局「8J7MB」のように、特定の出展ブースからオンエアーするのではなく、神出鬼没に運用を行うスタイルは、記念局ハンターにとって発見するのに一苦労だっただろう。
●酒々井(しすい)130周年記念「8N130S」
酒々井ハムクラブが免許人の「8N130S」は、成田ローカル無線クラブ(ブース番号:C-077)のクラブブースから430MHz帯FMで運用を行っていた。「酒々井町制施行130周年記念冠事業一覧」によると、2019年6月1日(土)から記念運用を開始した同局は、ハムフェア初日の8月31日(土)が最終日だったようだ。
●未来ICT研究所創立(NICT関西進出)30周年記念局「8N30ICT」
電波研クラブ初の3エリア記念局として2018年12月1日から2020年3月31日まで、実に1年4か月にわたりオンエアー。
●The International Award Chasers Club創立40周年記念局「8J40ACC」
1979年11月に発足したアワード愛好家が集まる「The International Award Chasers Club(ACC)」は、ことしで創立40周年を迎え、それを記念して「8J40ACC」が運用している。発行されているQSLカードは、メンバーである運用者別に全部で13種類。また2種類のアワードも発行中。「アワード収集に不慣れなニューカマーにも、集めやすいアワードですので、ぜひ、チャレンジしてほしい」と呼びかけている。
●宮古湾海戦150周年記念局「8J7MB」
ハムフェア期間中、特定のブースからオンエアーするのではなく、神出鬼没に運用を行っていた。ときには宿泊する都内のホテルから、またあるときは出展者ブースにお邪魔して…。主に430MHz帯FMでオンエアーしていた。
●JLRS(Japan Ladies Radio Society)「JA1YWM」
アマチュア無線を楽しむ女性たちのグループの社団局「JA1YWM」。現在の会員数は国内147名、DX40名を有する。2018年4月27日に同社団局の開局55周年を迎えたことを記念して「JA1YWM 55アワード」を発行している。異なる5つのエリアで運用する「JA1YWM」との交信のほか、異なるエリアのJLRSメンバー局5局との交信が必要になるため、JLRSクラブブース(ブース番号:J-28)でメンバーが入れ替わりで運用を行っていた。
●東京都赤十字血液センター無線部「JO1YKD」
ハムフェア恒例の献血コーナーで運用していた「JO1YKD」。QSLカードはその場で発行!
●JARD(一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会)ハムクラブ「JO1ZRD」
JARD受講者の交流サイト「Hamtte(ハムって)」サロンが、ハムフェア会場の東京ビッグサイト南展示場近くの会議棟8階にオープン。ビギナー向けにJARDハムクラブ「JO1ZRD」が開局し、サポーターの手を借りながら交信を楽しんでいた。
そのほか、青少年向けアマチュア無線広報活動の連合体・After 50 Project(ブース番号:J-32)の社団局「JS1YDU」のコールサインも確認できた。
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【ハムフェア2019】<会場リポート:記念局etc.運用その1>「8J1HAM」「8N1MRC」「8J2TKI」「8N3I80A」「8N3DNP」「8N3KT」「8J8ARDF」「7J1YAA」
●関連リンク:
・酒々井町制施行130周年記念冠事業一覧(PDF形式)
・NICT未来ICT研究所創立30周年(PDF形式)
・The International Award Chasers Club(ACC)
・JLRS(JARL Web)
・一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)
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