先週のアクセスランキング1位は、トランシーバー、FMトランスミッター、ワイヤレスカメラなど、発射する電波が電波法に定める著しく微弱の基準内にあるとして市場で販売されている無線設備を総務省総合通信基盤局が購入し、電波の強さの測定を行う「無線設備試買テスト」における中間結果報告(9月期)を公表したニュース。今回の9月期のデータでは、49機種を1機種につき2台ずつ測定した結果、「著しく微弱」の許容値を超えることが明らかな無線設備が45機種(約92%)にのぼったことが判明。実に9割以上が基準を満たしていなかった。
電波法に定める著しく微弱の基準を満たしていないことが判明した、市場で販売されている無線設備の一部
2位は、総務省が「情報通信統計データベース」で平成30年度末(2019年3月31日現在)における「資格別 無線従事者免許取得者数の推移」を発表。アマチュア無線技士の有資格者総数は昨年から19,121名増の3,485,376名で、うち89.52%を第四級アマチュア無線技士が占めていることがわかった記事。第一級アマチュア無線技士の前年度比の増加率は1.96%(合格率は42.3%)と、前年よりも増加率で0.34ポイント、合格率で11.4ポイント改善された。同統計は資格を複数所有する場合もそれぞれの保有資格でカウントされている。また、総務省認定の各団体が行ったアマチュア無線技士の養成課程講習会(eラーニング養成課程を含む)により、平成30年度は2アマが498名、3アマが3,589名、4アマが10,309名誕生(養成課程を修了)したことが明らかになった。これにより平成30年度の2アマ取得者の57.4%、3アマの66.2%、4アマの84.6%が養成課程講習会の修了者ということが読み取れる。
3位は、毎年の「ハムフェア2019」会場のイベントコーナーで、日本のアマチュア無線機器メーカーの業界団体「日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)」の技術委員会が行った技術講演で紹介したPDF資料の情報。今年は「作ろう!お手軽UHFアンテナ大研究」と題したもので、JAIA加盟社であるコメット株式会社設計開発部の野崎正明氏が担当した。講演の概要は「430MHz帯のシンプルでちょっと変わったアンテナの作り方を紹介します。さらに、自作したアンテナを測定するツールとして有用なアンテナアナライザーの機能と使い方について解説します」というもので、約50分間にわたり430MHz帯のパッチアンテナ、J型アンテナの作り方とアンテナアナライザーの機能説明などを行った。続く4位にも「ハムフェア2019」の関連ニュース、アイコムのHF+50MHz帯 1kWリニアアンプ「IC-PW2」を同社スタッフが説明する動画リポートがランクインしている。
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1)<49機種中、45機種の基準超えが判明!>総務省、電波の強さの測定を行う「令和元年度無線設備試買テストの中間結果報告(9月期)」を公表
2)<1アマ国試の合格率は11.4ポイントも上昇!!>総務省、平成30年度末の「資格別 無線従事者免許取得者数の推移」を公表
3)【ハムフェア2019】<全67ページ>JAIA、ハムフェア2019での講演資料「作ろう!お手軽UHFアンテナ大研究」をPDF版で公開
4)【ハムフェア2019】<動画リポート第5弾>21年ぶりの新製品!! アイコムのHF+50MHz帯 1kWリニアアンプ「IC-PW2」を同社スタッフが説明
5)関東総合通信局、無線局の免許を受けず「狩猟用ドッグマーカー」から電波を発射した第四級アマチュア無線技士に対して69日間の行政処分
6)<入場無料、9月22日(日)に東京「秋葉原UDX」で開催>秋葉原無線部が公開運用! アマチュア無線関連4サークルが同人誌即売会「秋コレ」に出展
7)【ハムフェア2019】PDF資料公開!!<GPS内蔵でD-STARにも対応、最大出力は10W>アイコム、HF/50/144/430MHz帯のオールモードポータブル機「IC-705」を発表!!
8)関東総合通信局、台風15号により被災した千葉県内の自治体からの要請で「デジタル簡易無線機」など86台や「移動電源車」2両を貸与
9)<今号から隔月刊化! 特集「24時間楽しむ7MHz」>電波社、「HAM world(ハムワールド)」2019年11月号を9月19日(木)に刊行
10)<特集は「チャレンジHF通信」、別冊付録は「災害に強いハム局作り」>CQ出版社が月刊誌「CQ ham radio」2019年10月号を刊行
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