＜大規模停電に備えた無線システムに注目が集まる＞「危機管理産業展（RISCON TOKYO）2019」に見る、無線機器メーカーの展示

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★アルインコ
　アルインコ株式会社電子事業部はデジタル簡易無線と特定小電力無線機器と、それらを使用した各種ソリューションを展示。さらにフランスのSigfox社が提供する低消費電力で長距離伝送ができるLPWAネットワーク「Sigfox」（日本では京セラが920MHz帯でサービスを展開）を展示した。

アルインコのブース

デジタル小電力コミュニティ無線の新製品「DJ-PV1D」、Bluetooth使用のイヤホンマイク、デジタル簡易無線のデータ伝送装置など

デジタル簡易無線と戸別受信機（XEAL30D/40D）を使用した「ご近所安心放送システム」の提案パネル

「XEAL30D/40D」と特定小電力無線のワイヤレスコールシステム

低消費電力で長距離伝送ができるLPWAネットワーク「Sigfox」の説明パネル

★JVCケンウッド
　株式会社JVCケンウッドは映像・音響システムとの連動で災害時インフラを活用した映像監視や非常時の避難誘導支援システムを展示。無線機としてはデジタル簡易無線機2台を展示した。

JVCケンウッドのブース

非常時の避難誘導支援システムにデジタル簡易無線機を組み合わせ

JVCがチューンしたジャクリ社のポータブル電源「Jackery Tuned by JVC」も展示

★八重洲無線
　八重洲無線株式会社は近距離用として特定小電力無線、中距離用としてデジタル簡易無線（登録局）を展示したほか、分野別の無線機を展示。また同社はIPトランシーバーを製造販売していないことから、SmartWave（トム通信工業）のIP無線システムを展示・説明していた。

八重洲無線のブース

デジタル簡易無線登録局の展示

SmartWave（トム通信工業）のIP無線システムを展示

★移動無線センター
　MCA無線を運営する一般財団法人移動無線センターは「大停電通信機能停止！でもこの無線、止まっていないんです」というキャッチフレーズで、1つの基地局で広域をカバーするMCA無線の特徴をPRした。MCA無線の不感地帯はIP無線（NTTドコモの800MHz帯回線を使用）に切り替わる、新モデルの「mcAccess e＋（エムシーアクセスイープラス）」の車載機と携帯機が注目を集めていた。