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<「東京2020オリンピック・パラリンピック」記念アワード発行とコンテスト実施を委員会へ諮問>JARL、第48回理事会報告を会員専用ページに掲載

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、2019年11月16日(土)・17日(日)にJARL事務局会議室で第48回理事会を開催し、11月23日にその報告をWebサイトの会員専用ページで公開した。同理事会では「理事および監事の定数および推薦理事の人数について」「令和2年度地方本部費の配分について」「アワード委員会およびコンテスト委員会への諮問について」「理事からの提案について」という4つの議題が討議された。同理事会報告の閲覧はJARL会員のみで、コールサインと登録したパスワードが必要となる。

 

 

 

 JARL Webの会員専用ページに掲載された第48回理事会報告によると、第1号議題の「理事および監事の定数および推薦理事の人数について」は来年の通常選挙後に発足する令和2・3年度の理事・監事の定数を、従来どおり理事17人(推薦理事2人含む)監事2人とし、推薦理事・監事の定数を従来どおりそれぞれ2人とすることを審議し、全員異議なく原案どおり承認したという。

 

 また第2号議題の「令和2年度地方本部費の配分について」は、令和2年度の地方本部費の算出基準を、各支部10万円の基礎額に2万円増額とし、地方本部別の会員数を加味する(増額分は令和2年度分に限る)ことを審議し、全員異議なく原案どおり承認したという。

 

 さらに第3号議題の「アワード委員会およびコンテスト委員会への諮問について」では、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を記念した事業の一環とした記念アワードの発行について」をアワード委員会に、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を記念した事業の一環とした記念コンテスト等の開催について」をコンテスト委員会に諮問するというもので、審議の結果、全員異議なく承認したという。

 

 また第4号議題「理事からの提案について」では、理事から提案された6つの議題について説明があり、それぞれ審議を行った。

 

①電子QSLシステムの仕様案の会員への公開および会員からの意見の募集に関する決議(案)
→電子QSLシステムの仕様は、JARLの電子QSL委員会において検討が行われているが、会員を対象に同システムの仕様を公開し、仕様に対する意見を募集することについて提案があり審議した。議論の中で「会員の意見を募集するのは大変重要」「実際にシステムを使ってもらった上での具体的な意見を募集すべき」「システムの稼働開始時期が後退する」「会員サービス並びに財政改善に向けて早急にシステムを運用すべき」などの意見が出され、賛否を諮った結果、賛成8名、反対8名で過半数に達せず否決したという。

 

②デジタルレピータの通信方式に関するワイヤレスネットワーク委員会への諮問について(案)
→現在、デジタルレピータの通信方式はD-STARに限定しているが、多様化を促進すべきという考え方もあるため、D-STARに限定することの可否、および限定しないときはその在り方についての検討をワイヤレスネットワーク委員会へ諮間するよう提案があり審議した。議論の中で「ワイヤレスネットワーク委員会ですでに検討を行っている」「D-STARは JARLが推進している規格である」「D-STAR採用時と現在の状況は変わってきている」などの意見が出され、賛否を諮った結果、賛成8名、反対8名で過半数に達せず否決したという。

 

③社員総会議事運営規程の一部改正に関する決議(案)
→この議案は提案者より取り下げられた。

 

④委員会への諮問および委員会からの答申の適正化を図るための理事会規定および委員会の設置および運用に関する規程の一部改正並びに委員会からの中間報告の徹底について(案)
→理事会が委員会に対して諮問の趣旨を確実に伝え、委員会が理事会に対して諮問に対する結論とその理由・根拠を的確に伝えるため、併せて委員会からの中間報告を徹底するために、理事会規定および委員会の設置および運用に関する規程の改正について提案があり審議した。議論の中で「改正は過大な負担を委員会に強いるものではない」「規定でがんじがらめにすることは委員会活動の制限ともとられてしまう」「規程の改正までは必要ないのではないか」などの意見が出され、賛否を諮った結果、賛成8名、反対8名で過半数に達せず否決したという。

 

⑤理事会運営の適正化を図るための理事会規定の一部改正について(案)
→理事会規定において、特別利害関係を有する理事の審議参加の可否、理事による議案提案および報告のための手続き、理事会の議題の整理、議事録記載事項および作成手続きについて改正の提案があり審議した。議論の中で「議事録の性格上、出席全理事の署名では時問がかかりすぎる」「今後のためにリセットが必要である」「現行の定款・規定は関係機関の指導のもと十分審議されたうえで規定されたものであり改正は必要ない」などの意見が出され、賛否を諮った結果、賛成7名、反対8名、保留1名で否決したという。

 

⑥理事会へ提案される予算案に積算根拠資料の添付を義務づけるための決議(案)
→理事会へ提案される予算案の各科目の積算根拠資料の添付を義務づける決議の提案があり審議した。議論の中で「算出にはさまざまな項目を集約している」「大半を占める項目の記載でよい」「他の同様団体などで積算の資料はそこまで詳細ではない」「決議するまでの事案でない」「内訳についてはこれまでも丁寧に説明をしている」などの意見が出され、賛否を諮った結果、賛成8名、反対8名で、過半数に達せず否決したという。

 

 議事終了後、さまざまな業務報告が行われ、来年の「ハムフェア2020」のキャッチフレーズが「令和にはばたけアマチュア無線!~集まれWAKAMONO~」に決定したことも報告された。

 

 

 理事会報告の詳細は、下記関連リンクのJARL会員専用ページ(要ID、パスワード)からPDF形式で閲覧が可能だ。

 

 

 

●関連リンク:第48回理事会報告(JARL Web 会員専用ページ)

 

 

 

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