hamlife.jp(ハムライフ・ドット・ジェーピー)

注目キーワード:

hamlife.jp > ニュース > 話題 > <超稀少! すべて当時のままの純正品>コリンズ社の未開封無線機器、コレクターが大切に所有していた逸品がヤフオクに大量放出


<超稀少! すべて当時のままの純正品>コリンズ社の未開封無線機器、コレクターが大切に所有していた逸品がヤフオクに大量放出

コリンズ(Collins)と言えば、アマチュア無線家にとってアメリカの名機&高級機である。戦後、1ドルが360円だった時代に、アマチュア無線用受信機「75A-4」とアマチュア無線用送信機「KWS-1」を揃えると、家一軒が買えるほど高価なもので、FT-101をはじめ、国内のアマチュア無線機はコリンズの回路を参考に設計したと言われている。今回、コレクターが大切に所有していたコリンズ製の無線機器の数々が、ヤフオクに大量出品され話題になっている。しかも、純正の箱、マニュアル、タグ、ビニールカバーなど、当時のままの純正品がそろった未開封の逸品なのだから驚きだ。

 

 

【追記:無事終了】2019年11月30日(土)23時20分

 

 オークションは無事終了した。一部の商品では、オークション終了間際に応札のバトルが勃発し、当初の終了時間より30分延長され、落札価格が確定した。なかでも「32S-3A」は落札価格503,000円(入札数151件)だった。

 

 それぞれの商品の落札価格と入札数は下記リストで確認してほしい。当初の終了日時は2019年11月30日(土)22時06分だったが、終了日時の違いは、オークション終了間際の応札バトルによる時間延長の様子を物語っている。

 

 

 


 

 

コレクターが大切に所有していたコリンズ製の無線機器の数々が、ヤフオクに大量出品(ヤフオク画面から)

 

 

 コリンズは1931(昭和6)年にアマチュア無線用の送信機を販売したことをきっかけに、「Collins Radio Campany」を設立。第二次世界大戦中は、軍用無線機や航空機用無線機などの製造・販売で会社が大きく成長した。

 

 例えば、1955(昭和30)年当時の価格表を見ると、75A-4+KWS-1=2,690ドル(1ドル360円計算で約97万円)。市販機として当時最先端だったSSBモードの電波が出せることで名を馳せた、コリンズの代表機「Sライン」は1958(昭和33)年当時、32S-1+75S-1+312B-4+516F-2(電源)=1,375ドル(1ドル360円計算で約50万円)。家が一軒購入できるほどの金額だった。

 

 プロフェッショナルで洗練されたデザイン、そして最高技術が詰まったコリンズ製の無線機器は、正に憧れの的で、現在も世界中にファンも多く、コレクターズアイテムとなっている。

 

 今回、ヤフオクに出品されたのは、HF帯送信機「32S-3A」、HF帯受信機「75S-3C」、ステーションコンソール(パワー計、フォーン、スピーカーなどで構成)「312B-4」、送信機電源「516F-2」、外部VFO「312B-5」の5点だ。

 


HF帯送信機「32S-3A」。純正の箱、マニュアル、タグ、ビニールカバーなど、当時のままの純正品がそろった未開封の状態(ヤフオク画面から)

 

 

 

HF帯受信機「75S-3C」、ステーションコンソール(パワー計、フォーン、スピーカーなどで構成)「312B-4」(ヤフオク画面から)

送信機電源「516F-2」(ヤフオク画面から)

外部VFO「312B-5」(ヤフオク画面から)

 

 

「32S-3A」は、Sラインの後期型の送信機で、「32S-1」とはおもに平衡変調器回路やCWキャリア発生方法などの違いがあり、フロント面に「CW CAL」のツマミが追加されたタイプである。

 

「75S-3C」は、Sラインの後期型の受信機で、前期型と比べるとチューニング、AGCの時定数切り替え、BFO調整などの追加がなされている、

 

 

 出品者の説明文には以下のコメントが紹介されている。、

 

 


 

コレクターの方が大切に所有していたお品物の出品となります。
純正箱 マニュアル 電源コード タグ カバーとすべて当時のままの純正品です。

 

コンディション
箱に目立つ劣化と、マニュアルにシミがあり金具が錆びていますが、機器本体は新品未開封品で綺麗な状態です。
(元箱も先程まで封がついたままでした。)
新品の状態を保つ為、箱の開封以外はそのままの状態で撮影しております。

 


 

 

 実は、同じ出品者からヤフオクに、1週間ほど前にも“コレクターが大切に所有していた”というコリンズ製の無線機器の数々が大量出品されオークションが終了していたのである。

 

 そのとき、今回も出品されたいる同じモデルの「75S-3C」は、1,000円からのスタートで、最終価格は501,000円となった。詳しくは下記の「関連リンク」から確認できる(期間が過ぎるとアクセスできなるので要注意)。

 

世界中のSSBトランシーバーの原型!?となった「KWM-2A」。前回の出品で最終価格273,000円(ヤフオク画面から)

前回の出品のとき最終価格が2512,000円となった「32S-3A」(ヤフオク画面から)

外部VFO「312B-5」(ヤフオク画面から)

 

 

 

 今後もコレクターが大切に所有していたコリンズ製の無線機器の数々がヤフオクに出品されるかもしれない。

 

 

 

コリンズのエンブレムは時代ごとに変化していった。羽根形の「フライングマーク(フライングエンブレム)」(左上下)、1961年から1963年に丸形の「ラウンドマーク(ラウンドエンブレム)」(右上)に。さらに1972年からRockwell Collins」(右下)へ(別冊ラジオライフDX Vol.3から)

 

 

 

 

 

●関連リンク:
・○新品 未開封品 極稀少 Collins コリンズ 32S-3A ラウンドマーク 純正箱 マニュアル 電源コード タグ付き コレクター向け 送信機 79115231 未使用(ヤフオク)
・○新品 未開封品 超稀少 Collins コリンズ 75S-3C ラウンドマーク 純正箱 マニュアル 電源コード タグ付き コレクター向け 受信機 79115232 未使用(ヤフオク)
・○新品 未開封 超稀少 Collinsコリンズ 312B-4 STATION CONTROL ラウンドマーク 純正箱 マニュアル 電源コード タグ付 収集家向け 79115234 未使用(ヤフオク)
・○新品 未開封 超稀少 Collinsコリンズ 516F-2 送信機の電源 ラウンドマーク 純正箱 マニュアル 電源コード タグ付 収集家向け 79115235 未使用(ヤフオク)
・○新品 未開封 超稀少 Collinsコリンズ 312B-5 STATION CONTROL 外部VFO ラウンドマーク 純正箱 マニュアル 電源コード タグ付 79115233 未使用(ヤフオク)

 

↓すでにオークションが終了した出品物
・○新品 未開封品 超稀少 Collins コリンズ 75S-3C ラウンドマーク 純正箱 マニュアル 電源コード タグ付き コレクター向け 受信機 79111202(ヤフオク)>落札価格:501,000円
・○ Collins KWM-2A コリンズ トランシーバー ラウンドマーク 純正箱 タグ マニュアル 付き コレクターズアイテム 79112202(ヤフオク)>落札価格:273,000円
・○新品 未開封品 極稀少 Collins コリンズ 32S-3A ラウンドマーク 純正箱 マニュアル 電源コード タグ付き コレクター向け 送信機 79111203(ヤフオク)>落札価格:2512,000円
・○美品 コリンズ COLLINS TYPE 312 B-4 ステーションコントロール ラウンドマーク 純正箱 タグ ケーブル類 マニュアル 付き 79112201(ヤフオク)>落札価格:46,500円

 

 

 

●いったん広告です:

レビュー評価高い Amazonベーシック アルカリ乾電池 単3形20個パック

充電式ニッケル水素電池 単3形8個セット (最小容量1900mAh、約1000回使用可能)