hamlife.jp(ハムライフ・ドット・ジェーピー)
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟

注目キーワード:

hamlife.jp > ニュース > 事件・事故 > <放送事業用無線局(460MHz帯)に混信>東海総合通信局、外国規格の無線機を工事現場の作業連絡に使用していた無線従事者を従事停止処分


<放送事業用無線局(460MHz帯)に混信>東海総合通信局、外国規格の無線機を工事現場の作業連絡に使用していた無線従事者を従事停止処分

東海総合通信局は、国内の技術基準に適合していない外国規格の無線局を工事現場の作業連絡用に使い、放送事業用の無線局(460MHz帯)に混信を与えた電波法違反により、静岡県富士市在住の無線従事者(第三級海上特殊無線技士)に対し、船舶無線局の運用停止7日間と従事停止7日間の行政処分を行った。なお、本件は静岡県域の放送事業者から混信妨害の申告を受け、同総合通信局が電波監視システム「DEURAS」による固定監視と、総合監視車による移動監視を行い不法無線局の特定に至ったもの。

 

 

 

東海総合通信局が発表した内容は次のとおり。

 

 総務省東海総合通信局は、国内の技術基準に適合しない外国規格の無線局を不法に開設した無線従事者1名に対し、開設している船舶の無線局の運用停止と無線設備を操作することを7日間停止する行政処分を行いました。

 

 

1.違反の概要
 静岡県富士市在住の無線従事者は、工事現場の作業連絡用として、国内の技術基準に合致しない外国規格の無線局を不法に開設し、令和元年10月14日から17日まで運用した。その結果、放送事業用の無線局(周波数460MHz帯)に混信を与えたもので、この行為は電波法第4条第1項及び第56条第1項の規定に違反するものです。

 

2.行政処分の内容
被処分者:静岡県富士市在住の無線従事者(男性37歳)
処分の内容:
・船舶の無線局の運用停止処分7日間
・無線従事者(第三級海上特殊無線技士)の従事停止処分7日間

 

今回の違反事例と同型の無線機

 

 

3.法的根拠
 無線局の運用停止は電波法第76条第1項に、無線従事者の従事停止処分は第79条第1項の規定に基づくものです。

 

4.違反発覚の経緯
 当局は、静岡県域放送事業者から混信妨害の申告を受け、電波監視システムDEURAS(注)による固定監視と、総合監視車による移動監視を行った結果、不法無線局を特定しました。
(注)電波監視システムDEURAS(デューラス:Detect Unlicensed Radio Stations)
 各地に設置されたセンサ局や車両に搭載されたセンサ局を、各総合通信局(沖縄総合通信事務所を含みます。)に設置されたセンタ局から遠隔操作することにより、センサ局で受信した電波をモニタ-(聴音)したり、電波発射源の方位等を測定して、不法無線局の位置等を特定するためのシステムです。

 

 

 

5.参考
【参考1】適用条文

 

第4条第1項
 無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。

 

第56条第1項
 無線局は、他の無線局又は電波天文業務(宇宙から発する電波の受信を基礎とする天文学のための当該電波の受信の業務をいう。)の用に供する受信設備その他の総務省令で定める受信設備(無線局のものを除く。)で総務大臣が指定するものにその運用を阻害するような混信その他の妨害を与えないように運用しなければならない。

 

第76条第1項
 総務大臣は、免許人等がこの法律、放送法若しくはこれらの法律に基づく命令又はこれらに基づく処分に違反したときは、三月以内の期間を定めて無線局の運用の停止を命じ、又は期間を定めて運用許容時間、周波数若しくは空中線電力を制限することができる。

 

第79条第1項
 総務大臣は、無線従事者が次の各号の一に該当するときは、その免許を取り消し、又は三箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止することができる。
 第1号 この法律若しくはこの法律に基づく命令又はこれらに基づく処分に違反したとき。

 

 

 

 東海総合通信局は「電波利用の秩序維持を図るため、引き続き電波監視を行うとともに、電波法違反に対して厳正に対処してまいります」と説明している。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<徳島市内で風俗営業店経営者等(法人1社、個人12名)を摘発>四国総合通信局、強制捜査で押収した無線機(外国規格25台)を鑑定し不法無線局と断定

 

九州総合通信局、放送業務用無線局へのインターネットで購入した外国規格の無線機による電波障害を排除

 

<組員3名を共同取り締まりを経て逮捕>近畿総合通信局、暴力団事務所で使用していた外国規格の無線機を押収し違反容疑固まる

 

<あなたの無線機、大丈夫?>総務省による「電波法違反行為の警告ポスター(看板)」を繁華街やスキー場で激写!

 

沖縄総合通信事務所、那覇市松山の繁華街で外国規格の広帯域無線機(2局)を不法使用していた2人を摘発

 

<繁華街で飲食店の客引きの連絡用に>近畿総合通信局、外国規格の無線機とアマチュア無線機を使用していた2人を電波法違反で摘発

 

信越総合通信局、長野県松本市内の繁華街で外国規格無線機を使用する客引きに対し使用中止するよう警告・指導

 

沖縄総合通信事務所、沖縄市内の繁華街で外国規格の無線機8台を使用していた4人を電波法違反容疑で摘発

 

<外国規格トランシーバーによる電波障害>九州総合通信局、大分県内の放送事業者が使用する無線局への妨害源を排除

 

 

総務省が発行する「不法な『外国規格の無線機』は禁止」ポスター

 

 

 

●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで

 

 

 

●関連リンク:
・東海総合通信局 外国規格の無線局を不法に開設した無線従事者に対して行政処分<無線局の運用停止と無線従事者の従事停止処分>
・東海総合通信局 外国製無線機(FRS、GMRS等)についてのご注意
・東海総合通信局 最新の電波監視システム

 

 

 

●おすすめ記事:

レビュー評価高い Amazonベーシック アルカリ乾電池 単3形20個パック
航空バンド&レコーダーetc.多機能ラジオ「HRD-737」