アイコム株式会社は2019年12月13日、同社のD-STAR対応ハンディ機4機種(ID-31PLUS、ID-51 アイコム50周年記念モデル、ID-51 新機能プラスモデル、ID-51 PLUS2)とモービル機2機種(ID-4100/D、ID-5100/D)の新ファームウェアを一斉公開した。いずれも内容は「DVモードでGPS送信をON(D-PRS(DV-A)、NMEA(DV-G))で送信したとき、終話フレームが送信されないことがある不具合を修正」というもので、今回の新ファームを導入することにより「送信終了時に受信側でスタンバイビープがすぐに鳴らない」「送信終了時に、レピータの送信電波がすぐに切れない」という現象が解消されるという。
12月13日に新ファームウェアが公開されたのは以下の6機種だ(カッコ内は公開されたファームウェアのバージョン名)。12月5日に公開されたばかりの前バージョンを導入したユーザーは注意が必要だ。なお固定機のIC-9700/Mではこの日に別途、新ファームウェア(Ver.1.21)が公開されている。
★ID-31PLUS (Release J3)
主な変更点
・Release J1、またはRelease J2において、DVモードでGPS送信をON(D-PRS(DV-A)、NMEA(DV-G))で送信したとき、終話フレームが送信されないことがある不具合を修正しました。この修正により、以下の現象が解消されます。
(1)送信終了時に、受信側でスタンバイビープがすぐに鳴らない
(2)送信終了時に、レピータの送信電波がすぐに切れない
★ID-4100/D (Version 1.04)
主な変更点
・Version 1.02、Version 1.03において、DVモードでGPS送信をON(D-PRS(DV-A)、NMEA(DV-G))で送信したとき、終話フレームが送信されないことがある不具合を修正しました。この修正により、以下の現象が解消されます。
(1)送信終了時に、受信側でスタンバイビープがすぐに鳴らない
(2)送信終了時に、レピータの送信電波がすぐに切れない
★ID-51<アイコム50周年記念モデル/新機能プラスモデル> (Release J4)
主な変更点
・Release J2、またはRelease J3において、DVモードでGPS送信をON(D-PRS(DV-A)、NMEA(DV-G))で送信したとき、終話フレームが送信されないことがある不具合を修正しました。この修正により、以下の現象が解消されます。
(1)送信終了時に、受信側でスタンバイビープがすぐに鳴らない
(2)送信終了時に、レピータの送信電波がすぐに切れない
★ID-51 PLUS2 (Release J3)
主な変更点
・Release J1、またはRelease J2において、DVモードでGPS送信をON(D-PRS(DV-A)、NMEA(DV-G))で送信したとき、終話フレームが送信されないことがある不具合を修正しました。この修正により、以下の現象が解消されます。
(1)送信終了時に、受信側でスタンバイビープがすぐに鳴らない
(2)送信終了時に、レピータの送信電波がすぐに切れない
★ID-5100/D (Release J6)
主な変更点
・Release J4、またはRelease J5において、DVモードでGPS送信をON(D-PRS(DV-A)、NMEA(DV-G))で送信したとき、終話フレームが送信されないことがある不具合を修正しました。この修正により、以下の現象が解消されます。
(1)送信終了時に、受信側でスタンバイビープがすぐに鳴らない
(2)送信終了時に、レピータの送信電波がすぐに切れない
いずれも下記関連リンクのアイコムWebサイトから該当機種の新ファームウェアを入手可能だ。
●関連リンク:アマチュア無線機器デジタル機 ファームウェア/ドライバダウンロード(アイコム)
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