オーストラリアのアマチュア無線連盟「WIA(Wireless Institute of Australia)」のGreg Kelly会長(VK2GPK)は、オーストラリアの山火事が、ビクトリア州とニューサウスウェールズ州の通信網に重大な被害を及ぼしているため、救援活動と通信サポートの一環として国際アマチュア無線連合(IARU)の第三地域(Region 3)が定めている緊急通信周波数(3.600/7.110/14.300/18.160/21.360MHz )±5kHzの監視をアマチュア無線家に呼びかけている。
真夏を迎えたオーストラリアは降雨が極端に少なく乾燥している影響で、2019年11月以降広範囲な森林火災が相次いでいる。その結果、多くの住宅の焼失や多数の死者が出ている。国内の通信網に大きな影響を及ぼし、混乱をきたしているという。
ARRLニュース(2020年1月3日付け/1月5日更新)によると、今回の大規模な山火事において、多数の機関が積極的な活動を支援・活動していると報告。
そのなかで、オーストラリアのアマチュア無線連盟「Wireless Institute of Australia」のGreg Kelly会長(VK2GPK)は、「アマチュア無線家もボランティアとして、常に最新情報を入手する必要があります」として、各支援組織のWebサイトのほか、V・UHF帯レピーターや国際アマチュア無線連合(IARU)の第三地域(Region 3)が定める以下の緊急通信周波数での監視を呼びかけている。
3.600MHz
7.110MHz
14.300MHz
18.160MHz
21.360MHz
※中心周波数±5kHzを推奨
(ARRLニュース1月3日 ※許可を受けて抄訳/(C)ARRL)
●関連リンク:
・Australian Bushfires Causing Major Telecommunication Outages, Hams Asked to Remain Alert(ARRL NEWS)
・豪山火事、年末年始も家屋200軒以上が焼失(BBCニュース)
・【動画】豪で大規模山火事続く 2019年9月から各地で…23人死亡(FNN.jpプライムオンライン)
・豪州の春「最も乾燥」森林火災続発裏付け(時事ドットコム)
・オーストラリアアマチュア無線連盟(Wireless Institute of Australia/WIA)
・オーストラリアアマチュア無線連盟(WIA)の紹介(FBニュース)
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