関東総合通信局は、関東管内で初となる「臨時災害放送局」の設営・運用訓練を神奈川県小田原市防災部防災対策課と一般社団法人日本コミュニティ放送協会関東地区協議会の連携により2020年1月29日(水)に実施する。当日は小田原市を放送対象地域とするコミュニティ放送局「エフエム小田原(87.90MHz/20W)」の中継回線が被災し放送が停止したことを想定、小田原市役所に機器を搬入して9時から15時30分まで(放送時間は14時から15時を予定。周波数は89.20MHz)行う計画だ。
関東総合通信局の発表内容は以下のとおり。
総務省関東総合通信局は、小田原市および一般社団法人日本コミュニティ放送協会関東地区協議会との連携により、臨時災害放送局※の設営・運用訓練を令和2年1月29日(水曜日)に小田原市において実施します。
臨時災害放送局の設営・運用訓練の実施は、関東管内では初めてとなります。
1.概要
先の台風災害では、地域のコミュニティ放送局がきめ細やかな災害情報を地域住民に向けて放送し、防災・減災に大きな役割を発揮するなど、災害時におけるラジオの有用性があらためて注目されたところです。
本訓練は、大規模災害時に自治体などが一時的に開設するFMラジオ局である「臨時災害放送局」の円滑な開設および運用を目的とした訓練を実施し、自治体からの要請に基づく設備の貸出、運搬、設営および使用周波数の選定等の諸手続きをはじめ、災害情報の集約と同設備による住民に向けた情報発信などの運用面について、課題の洗い出しと検証を行うものです。
2.日時
令和2年1月29日(水曜日)午前9時から午後3時30分まで
3.場所
神奈川県小田原市荻窪300番地(小田原市役所庁舎内)
4.訓練内容
小田原市を放送対象地域とするコミュニティ放送局である「エフエム小田原」の中継回線が被災し放送が停止したことを想定し、この代替措置として小田原市が、一般社団法人日本コミュニティ放送協会関東地区協議会の協力を得て、臨時災害放送局の開設および運用を行うまでの訓練を以下の内容で実施します。
(1)小田原市が関東総合通信局から放送設備を借り受け、臨時災害放送局を開設
関東総合通信局が所有する臨時災害放送局用設備の貸与に係る一連の手続きおよび使用周波数の選定作業並びに臨機の措置による免許をシミュレーションするとともに、関係機関の協力のもと、同設備を小田原市役所へ運搬し、設営します。
(2)臨時災害放送局の運用訓練
小田原市防災部防災対策課と(一社)日本コミュニティ放送協会関東地区協議会により、実際に電波を発射し運用する放送訓練を実施します。周波数等は以下のとおりです。
ア 周波数 89.20MHz
イ 放送時間 午後2時から3時まで(予定)
ウ 放送エリアの目安
●臨時災害放送局
災害時に地方公共団体等が被災住民への情報伝達のため、臨時に開設することができる超短波(FM)放送局です。
無償貸出用の臨時災害放送局用設備の概要は以下のとおり。
●関連リンク:
・関東総合通信局 臨時災害放送局の設営・運用訓練の実施-ラジオ放送による情報伝達手段の確立に向けて-
・関東総合通信局 訓練内容(PDF形式)
・関東総合通信局 無償貸出用の臨時災害放送局用設備の概要(PDF形式)
・FMおだわら
・小田原市
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