中東の絶対君主制国家「オマーン国」のスルタン、カーブース・ビン・サイード国王(A41AA)が、2020年1月10日に79歳の生涯を終え逝去したとARRLニュースが報じた。国王は1970年からスルタンとなり、首相、国防相、外相、財務相を兼任。18世紀から続くブーサイード家の第14代君主にあたる。
ARRLニュースによると、スルタン、カーブース・ビン・サイード国王(A41AA)は、「ロイヤルオマーンアマチュア無線協会(ROARS/Royal Omani Amateur Radio Society)」と同クラブ局「Clubstation of Royal Omani Amateur Radio Society(A47RS)」の支援者であり、財政面でも援助を行っていた。
オマーン王立裁判所は3日間の喪を宣言。40日間の半旗を掲げるとしている。(ARRLニュース1月14日 ※許可を受けて抄訳/(C)ARRL)
なお、オマーン国はペルシャ湾など中東における海上交通の要衝にあり、海上自衛隊による中東派遣では、護衛艦の補給拠点になっている。
●関連リンク:
・Sultan of Oman Qaboos Bin Said, A41AA, SK(ARRL NEWS)
・ロイヤルオマーンアマチュア無線協会(ROARS/Royal Omani Amateur Radio Society)
・カーブース・ビン・サイード(ウィキペディア)
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