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<報道各社との“新春記者懇談会”を開催>髙尾JARL会長(JG1KTC)、オリンピックイヤー「2020年の抱負」を語る

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は2020年1月17日、報道各社(新聞、放送、出版、Webメディアなど計7社)との「新春記者懇談会」を東京・新宿で開催した。同懇談会における髙尾義則会長(JG1KTC)による「2020年の抱負」を掲載する。

 

 

 

2020年の抱負を語る髙尾義則JARL会長(JG1KTC)

 

 

 

 JARLは一昨年、報道各社との意見交換の場となる「記者懇談会」を17年ぶりに復活させたが、今年も1月17日に東京・新宿で髙尾会長、吉井事務局長、宮田総務部長、福井総務主査らJARL関係者が出席して開催された。ここでは一問一答形式による髙尾会長の「2020年の抱負」を掲載する。

 

 

 

Q1:2019年のアマチュア無線界には、いろいろな出来事がありました。これらを踏まえて、JARL会長としての2020年の抱負をお聞きしたい。

 

 

 2016年6月会長に就任して以来、組織力の強化、財政改善を大きな目標に、会員皆様ファーストを念頭に会員皆様主役の組織運営に努めてまいりました。

 

 2019年は、残念ながらアマチュア無線局数の大幅な減少が続いておりますが、それに比してJARLの会員数はお陰様で微減の横ばいにて推移することができました。

 

 2019年は、会員の増強と組織基盤の強化を図るべく各種の会員サービス並びにキャンペーンに引き続き取り組むことはもちろん、現在のアマチュア無線界としては人口が少ない「青少年」や「女性」という層に積極的に取り込んでいくための活動をおこなってきました。

 

 若い方々へアマチュア無線の紹介や啓発活動の強化、さらに「WAKAMONOアマチュア無線イベント」の継続開催,アマチュア無線の免許資格の有無にかかわらず22歳未満の皆様を1年間会費無料にて会員としてお迎えする「青少年お試し入会キャンペーン」の継続、さらに新たにアマチュア無線の免許を取得された22歳以上の方が対象の「ニューカマーキャンペーン」など各種のキャンペーン等を積極的に実施してまいりました。

 

 会長に就任し、3年連続で開催した「WAKAMONOアマチュ無線イベント」、アマチュア無線界に人口が少ない層に向けて「青少年お試し入会キャンペーン」を通じて周知に取り組みアマチュア無線の啓発や活性化を積極的に推進いたしました。

 

 イベントを定着させ、キャンペーンを知っていただく、これらの取り組みは一定の成果を示しており、アマチュア無線に興味を持つ若い方々が増加し、会員としてご活躍いただけるに至っております。

 

 これらの取り組みを2020年も引き続き、積極的に推進してまいる所存です。

 

 また、JARLの事業にご賛同いただきご支援いただいております賛助会員の皆様につきましても2019年も増加傾向がみられ、たいへん喜ばしい結果を得ることができ有難くお礼申し上げます。2020年もJARLの事業にご賛同いただきご支援を賜れるように更に努めてまいります。

 

 2019年度のアマチュア無線フェスティバルには、のべ約42,000名というたいへん多くのご来場者をお迎えすることができました。

 

「22歳未満の青少年」と「女性」の入場料を無料として、JARLが近年重点的に取り組んでおります「アマチュア無線界の若返りや次世代への継承「青少年」の方々のアマチュア無線の世界への啓発支援事業」に加えて、女性の方々の活動を支援する取り組みとして実施いたしました。

 

 会場内には、ご家族・ご夫婦でのご来場を始め、女性来場者の姿が例年より多く見かけられ大変好評でした。今年は東京オリンピック・パラリンピック開催のため、従来の8月末の開催から10月31日と11月1日に変更して開催いたしますが、昨年同様に「22歳未満の青少年」と「女性」の入場料を無料とさせていただきます。

 

 さて、いよいよ東京オリンピック・パラリンピック開催が目の前に迫ってまいりました。この国際的なイベントに向けてJARLとしても、記念局を西東京市で開設・運用する他、さまざまなPRや記念局を全国エリアで開設、記念アワードや記念コンテスト等の実施向けた取り組みを進めております。

 

 記念局には、アマチュア無線を愛好される皆様、ご興味をお持ちの皆様、国内外からオリンピック・パラリンピックに来訪される方々にアマチュア無線を知っていただきたく資格をお持ちでない方にも体験運用なども用意しております。

 

 また2019年には、免許制度の規制緩和、周波数帯の拡大、無資格者の体験運用、不法違法無線局の取締強化をはじめとし会員皆様からのご要望を総務省へ要望書として直接提出いたしました。

 

 これらの要望については、ご理解を賜り総務省より1月17日にパブリックコメントが発表され、実施に向けて進んでおりますところです。

 

 2020年も従前にも増して組織力の強化、財政改善を大きな目標に、会員皆様の満足度向上に向けて、会員皆様ファーストを念頭に連盟運営に努め、組織一丸となって引き続き会員の皆様主役の連盟運営に尽力してまいる所存です。

 

 

 

Q2:昨年12月には、4年連続でJARLアイボールミーティングが都内のホテルルポール麹町で開催され、会員の親睦が行われました。

 

 2019年、年末のJARLアイボールミーティングは、会長に就任し再開して4回目となりました。アマチュア無線界関係者ほか、国会議員、総務省の幹部の方々はじめ約150名もの多くの方々をお迎えして盛会に開催することができました。

 

 国会会期中のご多忙にもかかわらず、農林水産副大臣 衆議院議員 JK8MHB 伊東 良孝 先生、総務副大臣 参議院議員 長谷川 岳 先生、衆議院議員 JA1LXG小渕 優子 先生、衆議院議員 左藤 章 先生、衆議院議員 7K1KJK 泉田 裕彦 先生、からご祝辞をいただき、衆議院議員 JP3GJV 原田 憲治 先生、参議院議員 片山 虎之助先生(代理)、参議院議員 JI4SAR 江島 潔 先生(代理)にもご臨席を賜りました。

 

 さらに、田原 康生 総務省総合通信基盤局電波部長からご祝辞をいただき、布施田 英生 電波政策課長、荻原 直彦 移動通信課長はじめ、電波行政に携わられている幹部の皆様、関東総合通信局から、古市 裕久 局長はじめ幹部の皆様にご臨席を賜ることができました。

 

 当連盟と関係の深い団体、企業各社、当連盟会員の皆様、多くの方々をお迎えすることができました。

 

 ご来賓の方々からご祝辞も頂戴しましたが、当連盟の活動に深いご理解を賜り力強いご声援やお力添えを頂戴することができました。

 

 この、アマチュア無線並びに当連盟に関係のある方々が一堂に会し、親睦を深め、情報交換をおこなう場を持つことは、大変重要であり、意義深いことであると考えております。

 

 2020年も、ハムフェアのアイボールパーティと併せまして、引き続き開催させていただく予定でございます。

 

 

 

Q3:JARL会員増強と組織基盤の強化を図るためのキャンペーン、及び青少年育成活動への2020年の具体的な取組みを伺いたい。

 

 昨年に引き続き「新規入会IDカードストラップ・プレゼントキャンペーン」、「クレジットカード・口座自動振替新規登録キャンペーン」などを行っておりますが、好評につき2020年も継続して実施いたします。

 

 また、3年会費をお支払いの方には「プラスチックカード」の会員証とカードストラップもお届けしております。

 

 ライフメンバー会費を納入されている皆様や、賛助会員の皆様を対象に、ご継続年数により「IDカードストラップ」や限定の「バッジ」を特典としてお贈りする「サンクス・プレミアム」も、2020年も継続して実施してまいります。

 

 青少年育成活動について、若い世代の皆さんにアマチュア無線を知っていただくなど育成に全力で取り組むことが急務であり、無線従事者資格をお持ちでない方も連盟会員としてお迎えしたく、22歳未満の大学生相当の方まで1年間会費無料にて会員としてサービスを提供する「青少年お試し入会キャンペーン」を、2020年も継続し実施してまいります。

 

「WAKAMONOアマチュア無線イベント」は、昨年は10月20日(日)に開催し、約200名の参加者を集め大盛況でした。

 

 今年は「ハムフェア2020」を同時期の10月31日11月1日に開催するため、ハムフェア2020は「令和にはばたけ アマチュア無線! ~集まれ WAKAMONO~」をキャッチフレーズに、新時代に向けたアマチュア無線のさらなる発展とこれから世代を超えて活躍される若者に焦点をあてて、ビギナーハムもベテランハムとともにアマチュア無線の魅力を発信し、アマチュア無線の振興の推進を呼びかけます。

 

 アマチュア無線の楽しみをやさしく解説する講演、遊び感覚の無線交信体験、FMラジオの工作など多数のイベントメニューを準備して、今年も若者の新たな可能性を追求して、積極的に取り組んでまいりたいと考えます。

 

 こうしたJARLの取り組みと、アマチュア無線の魅力や情報を伝えるために、2019年1月からコミュニティ放送局「FMぱるるん」様のご協力を得て、JARLのラジオ情報番組「Radio JARL.com(ラジオ・ジャール・ドットコム)」の放送を開始しております。昨年は、全国54支部のうち39の支部長はじめ支部役員にご出演いただき、支部大会やハムの集いなどイベントの紹介なども行うことができました。

 

 また今年1月の最初の放送ではパイルアップをさばける国会議員、7K1KJK 泉田裕彦 衆議院議員にご出演いただきました。

 

 耳で聞いていただくという新しいスタイルでJARLの話題や最新情報はもちろんのこと、アマチュア無線界の話題や情報などもお知らせする情報番組となっており、大変好評をいただいております。

 

 また、昨年「JARL広報大使」に、演歌歌手のJI1BTL水田かおりさんとシンガーソングライターのJH1CBX Masacoさんに就任いただきました。

 

 2020年も、アマチュア無線を多くの皆様方に周知を図り活性化に向けて幅広い広報活動をお願いする次第です。

 

 さらにJARLの機関紙でもあります「JARLニュース」紙面構成の刷新を行いました。会員皆様にJARLの活動や取り組みをわかりやすく掲載、特集記事の内容も充実させ、イベントのご案内や開催報告も読みやすく編集し、機関紙として会員皆様に有用な情報紙として誌面構成の一層の充実を図ってまいりました。

 

 2020年度も、引き続き紙面構成の充実、会員皆様に有用な情報を掲載してまいります。

 

 引き続き、アマチュア無線にご興味をお持ちの方々や、理科や科学、電波などにご興味をお持ちの方々、現在のアマチュア無線界に人口が少ない層のお一人でも多くの方々に知っていただけるように啓発活動の一層の充実を図ってまいる所存です。

 

 

 

Q4:中・長期的なJARL事業活動と展望を伺いたい。

 

 連盟は、わが国の趣味の団体としては、創立から90年以上の長い歴史を持つ伝統を有しています。その歴史の中で、アマチュア無線の健全な発展と、電波利用による科学技術の振興、非常災害時の社会貢献、会員相互の親睦などを掲げて活動してまいりました。

 

 一方、現代の日本社会の変化、特に、ICTの発展、少子高齢化、若い世代の理科離れは、アマチュア無線人口の減少、アマチュア無線界において次世代を担う若い世代の減少をもたらしております。

 

 このような社会状況の中で、魅力あるアマチュア無線、歴史あるJARLを次の時代に引き継いでいくためにも、引き続き組織基盤強化のため各種施策を推し進める所存です。現在のキャンペーン等は、終了日のある有期ですが、その都度内容を見直しながら継続して行きたいと考える次第です。

 

 入会された方々の会員定着を図ること、さらに上の壮年世代への働きかけ、女性やシニア世代の活力を生かせる施策など、会員皆様が末永くアマチュア無線を楽しみ、会員としてご活躍いただける取り組みを続けていきたいと考えております。

 

 ここ数年発生する自然災害に際しても、有用な通信手段であるアマチュア無線の社会貢献、次世代へ継承は、日本アマチュア無線連盟の社会的使命の重要な一つと考える次第です。

 

 電波は公共の資源であり、公共の福祉とともに利用されるべきものです。アマチュア無線の果たしてきた役割と存在意義も同様に重要なものであり、アマチュア無線家の皆さんの立場に立って、最善の取り組みを行いたいと考える次第です。連盟といたしましては、今後も周波数利用の効率化等には協力しつつ、アマチュアを無線の発展を目指してまいる所存です。

 

 一方、JARLは日本のマチュア無線界を代表する団体として、国際アマチュア無線連合(IARU)に加盟して世界のアマチュア無線団体と連携しております。

 

 また、IARUの第3地域(アジア・オセアニアの国や地域)に所属し、第3地域のリーダー的役割を担って、各国に対してアマチュア無線の普及を図るための支援・協力をおこなっております。

 

 近年、アマチュア無線局数の減少が大きくなっておりますが、その中でアマチュア無線を愛好される会員の皆様が、末永くご活躍いただけるように連盟としても皆様のサポートをおこなっていきたいと考えます。

 

 最後に、来年2021年には、日本アマチュア無線連盟は一般社団法人に移行して10年を迎えます。

 

 そして、連盟創立100周年を見据えて、組織の存続並びに活性化、今後ますます積極的な取り組みをおこない、何事にもスピード感をもって対応したいと考えております。

 

 引き続き、会員皆様の満足度向上に向けて、会員皆様ファーストを念頭に組織一丸となって会員皆様主役の組織運営にさらに尽力してまいる所存でございます。

 

 

 

●関連リンク:JARL Web

 

 

 

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