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<東京オリンピックの記念局、QSOパーティ、アワードを審議>JARL、第49回理事会報告を会員専用ページに掲載

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、さる2020年2月22日(土)と23日(日)の2日間、連盟会議室で第49回理事会を開催し、その報告をWebサイトの会員専用ページで公開した。同理事会では「令和2年度事業計画案について」「令和2年収支予算案について」「東京オリンピック・パラリンピック競技大会の記念局の開設について」など10の議題が討議されたほか、業務報告が行われた。同理事会報告の閲覧はJARL会員のみで、コールサインと登録したパスワードが必要となる。 

 

 

 

 JARL Webの会員専用ページに掲載された第49回理事会報告によると、今回は次の10議題が審議された。

 

第1号議題:令和2年度事業計画案について
第2号議題:令和2年度収支予算案について
第3号議題:第9回定時社員総会の開催について
第4号議題:東京オリンピック・パラリンピック競技大会の記念局の開設について
第5号議題:コンテスト委員会からの答中について
第6号議題:アワード委員会からの答申について
第7号議題:電子QSL委員会からの答中について
第8号議題:理事からの提案について
第9号議題:特別記念局の開設について
第10号議題:地方本部・支部の会員増強企画と特別予算の付加について

 

 このうち第1号議題「令和2年度事業計画案について」では、今年の東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会を機に、アマチュア無線の魅力を国内外に発信する取り組みを進めるとともに、 会員の満足度を高めながら組織の活性化と会員拡充のため会員増強活動を引き続き推進し、アマチュア無線人ロが少ない青少年や女性層に向けた啓発、育成活動を継続していくことが説明された。

 

 議論の中で、令和2年度事業計画案の(1)キャンペーンに関する項目と(2)QSL転送の電子化に関する項目について、 (1)はキャンペーンの中止、(2)は開発着手を除外とする修正提案がなされた。

 

 これについて「地方本部・支部の会員増強企画はキャンペーンを推進するために企画されている」「キャンペーンの効果についての評価が必要である」「会員の新規入会や継続を促進する上でキャンペーンは有効である」「赤字削減のためドラスティックな改革が必要ではないか」などの意見があり、賛否を挙手により諮ったところ、(1)は賛成8名、反対8名、(2)は賛成7名、反対9名でいずれも否決した。その後、第1号議案の賛否を挙手により諮ったところ、賛成9名、反対7名で、原案どおり承認した。なお「無資格者の体験運用の推進」等は積極的に取り組んでいくことが確認されたという。

 

 また第2号議題「令和2年度収支予算案について」では、前年度は“会員数の増加”を見込んでいたが、周囲の厳しい環境を踏まえ、今年度は正員の前期比増加は“ゼロ”として予算を計上。予算全体では、経常収益計3億9千万円(前年予算比△16百万円)、経常費用計4億5千万円(前年予算比+7百万円)、経常増減△60百万円(前年予算比△22百万円)となっている。特定資産の取崩は30百万円以内を見込んでいるという。

 

 経常収益では、正員の年間増減は無しとして正員受取会費が△4百万円、局名録の発行がないため刊行物収益が△10百万円として計上。経常費用では、会員サービス強化のための職員配置により諸給与が+6.6百万円、消費税の関係で租税公課が+2.6百万円、JARLニュース費は魅力ある誌面作りのための編集コスト増により+2.3百万円、QSL費は送料・備品等の削減により△3.4百万円、広報活動費はハムフェアが広い会場に変更となったことから+2.3百万円、刊行物は局名録の発行がなく△6百万円、選挙費は投票開票事務などで+2,6百万円となっている。審議に基づいて第2号議案の賛否を挙手により諮ったところ、賛成9名、反対7名で原案どおり承認した。

 

 このほか今回の理事会では「東京オリンピック・パラリンピック」の記念局、QSOパーティ、アワードについての審議が行われた。

 

 まず第4号議案では「都内で公開運用を中心として開設する記念局」と「地方本部ごとに開設するPR記念局」の開設を審議。さらに第5号議案ではコンテスト委員会からの答申に基づき、「東京2020オリンピック・パラリンピック記念QSOパーティ」の開催を審議。第6号議案ではアワード委員会の答申に基づき、「東京2020オリンピック・パラリンピック記念アワード」の発行についてを審議し、3議題のいずれも全員異議なく承認した。これら東京オリンピック・パラリンピック関連の記念局、コンテスト、アワードの詳細は「JARL NEWS 2020年春号」(4月1日発行)に掲載され、同時にJARL Webでも発表される予定だ。

 

 このほか理事会報告の詳細は、下記関連リンクのJARL会員専用ページ(要ID、パスワード)からPDF形式で閲覧できる。

 

 

 

●関連リンク:第49回理事会報告(JARL Web 会員専用ページ)

 

 

 

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