現在、第61次日本南極地域観測隊越冬隊として参加している山本貴士隊員(JA1AGS)から届いたという、南極・昭和基地アマチュア無線局「8J1RL」の近況が、南極昭和基地に第55次、第58次隊員(2018年3月に帰国)として赴任していた JG2MLI・吉川氏のブログ「こちらは8J1RL南極昭和基地です」で紹介されている。今年はリグ、アンテナを強化してコンディションが上がる前に準備が整ったとして、新設したタワーとアンテナ群をはじめ、新たにFTDX5000M、FTDX101DM、FT-991M、TM-D710S、FTM-400DHなどのリグを持ち込んで、吉川氏は「すさまじい構成になっています」「これは私も可能ならもう一度行って運用したいものです。^^;」と報告している。
以下、ブログ「こちらは8J1RL南極昭和基地です」から紹介しよう。
現在、8J1RLが第61次越冬隊によって運用されています。
現地のJA1AGS/山本隊員(宙空圏)より近況をいただきましたので、展開させていただきます。
先ず、お知らせです。例年通りですが、
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・2020年2月~2021年1月は第61次隊のLogとなり、2020年1月までの交信はDupeになりません。
・Band、Modeが異なればDupeになりません。
・2021年2月からは更に第62次隊のログとしてリセットされます。
今年はリグ、アンテナを強化してコンディションが上がる前に準備が整いました。
新設備(電離層棟に設置)
・3.5/7MHz 第一電波工業 W-735
・10/18/24MHz nagara T3-3VX
・14/21/28MHz minimulti 4SDX
RIG
・FTDX5000M 61次持ち込み
・FTDX101DM +PC (JTDX&HamLog)61次持ち込み
・FT-991M ※29.01MHz C4FMビーコン 61次持ち込み
・TM-D710S +PC ※144.64MHz APRS I-GATE局 (8J1RL-10) 61次持ち込み
・FTM-400DH +PC ※WIRES-X Node ID:38800 8J1RL/ANT 61次持ち込み
・ID-4100 ※D-STAR Node 60次持ち込み
既存システム(通信室に設置)
・7/10MHz nagara TD-3040
・14/21/28MHz minimulti 4SDX
RIG
・FTDX3000DM 58次持ち込み
JA1AGS/taka と JH7JCX/hiro が頑張って運用します。
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とのことで、すさまじい構成になっています。
是非、多くの方に呼んでいただきたいものです。
これは私も可能ならもう一度行って運用したいものです。^^;
上記システムをご覧になっておわかりの通り、80mが運用可能のようです。(160mは観測への電磁干渉を避けるため不可)
カードはこれまで通り原則JARL経由、SASEもJARL宛てでお願いします。
返信は帰国後の2021年4月以降になります。
近況については、情報を入手し次第、今後も随時アナウンスしていきたいと思います。
なお8J1RLだが、2月下旬頃からWIRES-Xでの運用を開始しており、SNSには週末を中心に「WIRES-Xのノードをワッチしていたら、8J1RLが出てきてびっくりした」「QSOできて当たり前のワイヤーズですが南極との交信は感動的でした」などのリポートが見られる。第61次越冬隊の任期中はハンディ機で南極と交信できるチャンスが続きそうだ。
●関連リンク:
・8J1RL(61次越冬隊運用)近況(こちらは8J1RL南極昭和基地です)
・山本貴士/JA1AGS(Facebook)
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