アイコム株式会社は2020年4月3日、144/430/1200MHz帯オールモード機「IC-9700」の新ファームウェア「Version 1.23」を同社サイト上で公開した。同社の発表によるとVersion1.21からの変更点は「画面遷移の変更」「DVモードでカーチャンク後、レピータからのダウンリンク受信時に、スタンバイビープが約2秒遅れて鳴る場合がある不具合を修正」「その他軽微な修正」の3項目。Version 1.22からの変更点は「内蔵GW設定にてターミナルモード/アクセスポイントモード ON/OFFを繰り返すと、ターミナルモード/アクセスポイントモードで送信できなくなる場合がある不具合を修正」「RTTYトーン/シフトが2125/170Hz以外に設定された状態のままで、RTTY DECODE画面が表示されてしまうことがある不具合を修正」の2項目と発表されている。
IC-9700の新ファームウェア公開は2019年12月13日のVersion 1.21以来となるが、このほかに一般には非公開のVersion 1.22が存在する模様だ。今回発表された新ファームウェアの内容は次のとおり。
●IC-9700の新ファームウェア(Version 1.23)
Version 1.21からの変更点:
・画面遷移の変更 (例:SCOPE画面/METER画面/PICTURE画面などを表示している状態で、一時的にCD画面などを表示した後でも元の画面を維持するように変更)
・DVモードでカーチャンク後、レピータからのダウンリンク受信時に、スタンバイビープが約2秒遅れて鳴る場合がある不具合を修正
・その他軽微な修正
Version 1.22からの変更点:
・内蔵GW設定にてターミナルモード/アクセスポイントモード ON/OFFを繰り返すと、ターミナルモード/アクセスポイントモードで送信できなくなる場合がある不具合を修正
・RTTYトーン/シフトが2125/170Hz以外に設定された状態のままで、RTTY DECODE画面が表示されてしまうことがある不具合を修正
IC-9700のファームアップは、SDカードを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。なおファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
Main CPU: 1.23
Sub CPU: 1.00
Front CPU: 1.00
FPGA Program: 1.06
FPGA Data: 1.00
DV DSP: 1.06
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク:ファームウェア/ドライバダウンロード・IC-9700(アイコム)
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