世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。感染者数や感染による死者数が日々増加するパンデミック(世界的大流行)となり、終息の糸口さえ見えない状態が続いている。今回の状況を予言するようなストーリーで思い出すのが1980年の角川映画「復活の日」(東宝配給、小松左京/原作)だろう。公開当時、アマチュア無線シーンが随所に登場することから話題となった。同映画の制作には社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)が全面的に協力し、日本無線株式会社(JRC)が納品前の無線機器を提供、南極・昭和基地(8J1RL、JGX)の交信シーンで重要な役割を果たしたことでも知られる。このほど動画配信サイト「GYAO!(ギャオ!)」で2020年4月7日(火)から20日(月)までの14日間、無料配信されることが決まった。
SF作家・小松左京氏の原作による映画「復活の日」。地球上に蔓延した猛毒ウイルスのために、南極を除いて人類が絶滅状態に…。わずかに生き残った人たちが、さらなる地球の危機を防ぐために行動するという超大作の映画だ。現在昭和基地で越冬中の第61次南極地域観測隊も、休憩時間に全員でこの映画を鑑賞したという。
●GYAO!の「復活の日」配信データから
ストーリー
1982年、東ドイツの研究所から猛毒ウイルスMM-88が盗まれた。ところが盗み出したスパイの乗った飛行機はアルプス山中で事故に遭い、ウイルスが蔓延した地球は、南極にわずかな人類を残して滅亡する。その生存者の一人、地震研究者吉住は、さらに大きな危険が近づいていることに気づく。
キャスト
出演:草刈正雄、渡瀬恒彦、夏木勲、千葉真一、森田健作、永島敏行、ジョージ・ケネディ、ステファニー・フォークナー、 オリヴィア・ハッセー
スタッフ
監督:深作欣二
配信期間
2020年4月7日(火) 00:00~2020年4月20日(月) 23:59
(C)1980角川映画・東京放送
「復活の日」のアマチュア無線シーンについて、ネタバレありの説明は次ページで!
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