先週のアクセスランキング1位は、免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、法務、検察、公安調査、外務、財務、海保、自衛隊、消防、現金輸送、警備など)について、免許状記載事項等の5項目(免許人の名称、無線局の種別、無線設備の設置場所または移動範囲、周波数帯、無線局の目的)を一部公表する電波法施行規則等の改正した省令等が2020年4月15日付けの官報号外で公布され、同日から施行されたというニュース。今回の電波法施行規則の一部改正により、警察や消防などの無線局情報が、総務省が提供する無線局データベース「無線局等情報検索」で“ある程度”見られるようになった。
2位は、CQ出版社から4月17日(金)に発売される、アマチュア無線界で唯一の月刊誌、「CQ ham radio」2020年5月号の内容に関する情報。特集は「世界熱狂のデジタル通信、FT8最新情報」。別冊付録として「お気に入りのシャックを作ろう!」が付く。そのほか「ユーザー・レポート」では、「八重洲無線『FTDX101MP』」試用記【後編】」「第一電波工業 通過形SWR・パワー計『SX-200』」「ポケットサイズのワイヤ用アンテナ・チューナ『MFJ-16010』」などが。「ファースト・インプレッション」では「コメット HFJ-350M専用1.9MHz拡張コイル『HFJ-L1.8/1.9』」「アルインコ 特定小電力トランシーバ『DJ-P321』」と盛りだくさんな内容だ。価格は990円(税込)。
3位は「<海面近くで海洋ダクトが発生>70cmバンド(432MHz)、FT8モードで初の大西洋横断(3,867km)QSOに成功か」。現地時間の2020年4月7日、アフリカのカーボベルデ共和国(セネガルから500km西に位置する火山諸島の国家)のD4VHFと、カリブ海のグアドループ(フランスの海外県)のFG8OJの間(3,867km)で、70cmバンド(432MHz)のFT8デジタルモードによる初の大西洋横断QSOに成功したとARRLニュースが伝えた。海面近くで発生した海洋ダクト(海上伝搬)を使った遠距離交信に成功した模様で、今回の成功は衛星やEME(月面反射)を使わない、このバンドで初めての大西洋横断QSOだと説明している。続く4位にも、翌日の4月8日に2mバンド(144MHz帯)でFT8モードにおける新記録となる大西洋横断QSO(4,760km)に成功したというニュースがランクイン。当日は大西洋横断パスの状態が良好で、SSBモードでも交信ができるほどコンディションが良かったようだ。その模様を撮影した動画も公開されている。
微弱な信号の伝搬に有利なFT8モードを利用したことで、このバンドで初めての大西洋横断QSOに成功した模様だ
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1)<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の”公表制度の見直し”を反映
2)<特集は「FT8最新情報」、別冊付録は「お気に入りのシャックを作ろう!」>CQ出版社が月刊誌「CQ ham radio」2020年5月号を刊行
3)<動画あり! SSBでも交信に成功>今度は144MHz帯のFT8における大西洋横断QSOの新記録(4,760km)樹立
4)<海面近くで海洋ダクトが発生>70cmバンド(432MHz)、FT8モードで初の大西洋横断(3,867km)QSOに成功か
5)<新型コロナウイルスの感染予防のため>アイコム、「無線機への消毒用アルコールの使用について」を案内
6)【追記:マルチオペ種目中止。屋外運用の自粛要請】<JARLコンテスト委員会からお願いと注意>「ALL JAコンテスト」参加時の新型コロナウイルス対策について
7)<最新版で初の多言語化>FT8などで人気のデジタル文字通信用ソフト「JTDX」、日本語での機能表記に対応
8)<メインストリートの堺筋も、でんでんタウンもガラガラ>緊急事態宣言下の大阪・日本橋電気街の“今(2020年4月11日)”
9)<元・JL1GPK>フリーアナウンサーの大橋照子さん、Webサイトで「アマチュア無線再開」を宣言!
10)<アマチュア局、ついに40万局割れ>総務省が2020年2月末のアマチュア局数を公表、前月より1,118局少ない39万9,895局
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