株式会社エーオーアールは2020年4月17日、9kHz～3700MHzをフルカバーし、さまざまなデジタル変調方式に対応した広帯域受信機（デジタルコミュニケーションレシーバー）「AR5700D」を4月下旬から発売開始すると発表した。希望小売価格は363,000円（税別）。
エーオーアールの新製品、AR5700D
こちらの記事も参考に↓
【ハムフェア2017】＜10種類のデジタル通信に対応＞エーオーアール、広帯域受信機「AR-DV10」「AR5700D」「AR-ALPHAⅡ」を発表!!
エーオーアールのAR5700Dは2017年の「ハムフェア2017」会場で参考出品されたもの。アナログモードはCW/USB/LSB/AM/SAM/FM/FMステレオ/AIQ（12kHz OFFSET SIGNAL for DRM）に対応。またデジタルモードはアマチュア無線がD-STAR/ALINCO（EJ47）/YAESU、デジタル簡易無線がDCR、業務無線がNXDN/DMR/P25/dPMR/T-DM/T-TCの各モードに対応している。ハムフェア2017の参考出品モデルには、受信したデジタル信号がどの方式によるかわからない場合に自動的に判別して音声が複合される「DALL（デジタルオートモード）」モードも搭載されていた。
ハムフェア2017で展示されたAR5700D試作機。「DALL（デジタルオートモード）」に設定しておけば自動的にデジタル通信の方式を判別して音声が復号される機能をデモンストレーションしていた
以下、エーオーアールのリリースとカタログから抜粋で紹介する。
株式会社エーオーアールは、デジタル変調方式に対応したハイエンドクラスの広帯域受信機「AR5700D」を発売いたします
AR5700Dはアナログ復調およびデジタル復調モードを搭載した通信機型広帯域受信機です。新設計のRFフロントエンドや、ダイレクトサンプリング、複数のFPGA/DSPによる最新のSDR構成によって高性能な受信特性を実現。高速サーチ/スキャンに加え、さまざまなデジタル無線にも対応した、ハイパフォーマンス・レシーバーです。
周波数範囲は9kHz～3700MHz、アナログオールモード搭載、デジタルモードはアマチュア無線のほか、デジタル簡易無線やDMR、NXDN、P25、TETRAのトランキングまで対応。各種デジタルモードではP25NACやDCR UCなど豊富な選択受信機能を搭載。
ハイエンドクラスならではの受信性能に、最新のデジタル復調処理を組み合わせたデジタルコミュニケーションレシーバー「AR5700D」は、さまざまな通信方式の受信にご活用いただけます。
＜特徴＞
・超広帯域をカバー 9kHz～3700MHz
・RFフィルタ 25MHz未満は8分割、25MHz以上は16分割2段構成
・ダイレクトサンプリング方式（25MHz以上はダブルスーパーヘテロダイン）
・ゼロIF方式とデジ夕ルI/Q信号データ
・フラットな特性を持つ広帯域特性、全数校正しフラットな特性を実現
・SDR構成のデジタル処理能力 DSP×4、FPGA×3で構成
・高安定度TCXOを搭載、周波数安定度は0.1ppm
・アナログオールモード
・高速スキャン/サーチ 最大100ステップ/秒
・AOR独自の超高速サイパーサーチ、100～3700MHzのサーチに要する時間は約120秒
・さまざまなデジタル復調モード
・範囲指定が可能な周波数パス機能
・最大1OMHz幅のスぺクトラム表示機能、中心周波数±5MHzの波形観測可能
・SDカードスロット
・豊富なオプション機能
・デジタルI/Qデータ出力標準装備、背面にUSBポート
・専用ソフトウェア AR-IQ-Ⅲ＋1ライセンス付属
AR5700Dの背面（ハムフェア2017で撮影した試作機）
＜スペック＞
詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク：
・AR5700D発売のお知らせ（エーオーアール）
・製品一覧 AR5700D（エーオーアール）
・AR5700D製品カタログ PDF（エーオーアール）
・エーオーアール
●いったん広告です：
