第二次世界大戦後の75年を記念して、戦勝国によるアマチュア無線特別局が開局しオンエアーすると、ARRLニュースが伝えている。ウィキペディアによると、第二次世界大戦の戦火は文字通り全世界に拡大し、人類史上最大最悪の戦争となり、世界の61か国が参戦。総計で約1億1,000万人が軍隊に動員され、完全な総力戦となった。日本では1945(昭和20)年8月15日が終戦記念日となっているが、ヨーロッパ諸国ではナチス・ドイツが連合軍に無条件降伏した同年5月8日を終戦(ヨーロッパ戦勝記念日)と捉えている。
英国では「GB4VVV(「V for victory」)」や「G0SFJ」現地時間5月11日まで。また「GB75VET」が5月28日まで開局。ガーンジーアマチュア無線協会は、ナチス・ドイツによるチャンネル諸島占領(ガーンジー島など)の開放を記念して、5月6日~12日まで「GU75LIB」を運用する。
RSGB(英国無線協会)コンテストクラブは、ヨーロッパや日本での勝利を祝う記念局「GB1945PE」「GB1945PJ」「GB75PEACE」の運用を8月31日まで続けるとしている。
イスラエルからは「4Z75V」と「4X75V」が5月10日まで。セルビアからは5月31日まで「YT5DP」がオンエアー。
ロシア連邦からは5月9日まで「RP75」が開局する。プリフィックスの「P」は「勝利」を意味する「pobeda」を表している。(ARRLニュース5月5日 ※許可を受けて抄訳/(C)ARRL)
●関連リンク:
・Special Events Commemorate the End of World War II(ARRL NEWS)
・第二次世界大戦(ウィキペディア)
・ナチス・ドイツによるチャンネル諸島占領(ウィキペディア)
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