アイコム株式会社は毎年1回、Webサイトで「修理受付終了機種リスト」を更新している。同社のアマチュア無線機器は生産終了後10年~15年未満のものが「条件付きで修理受付可能」となり、15年以上が経過した機種は「修理受付終了」で調整や点検も受けられなくなる。今回(2020年6月1日作成版)のリストが更新され、オールモード小型機のIC-706MK2G/GM/GS、広帯域受信機のIC-R10、モービル機のID-800とIC-2350J/D、ハンディ機のIC-Q7が新たに「修理受付終了」となり、固定機のIC-7400、ハンディ機のIC-T7DとIC-S7Dが「条件付きで修理受付」の扱いとなった。なお今回からリスト名が「生産終了機器リスト」と改められた。
アイコムは毎年この時期に「修理受付終了機種リスト」(今回から「生産終了機器リスト」と名称変更)を更新している。同社は生産終了後10年~15年未満の機種は、故障箇所の補修部品在庫があり、かつ調整、修理することで機能や性能の維持が可能と判断した場合に「条件付き」で修理を受け付けている。また生産終了後15年以上を経過した機種は、経年劣化等で動作を保証する修理ができないため、修理品(調整、点検の依頼を含む)の受付をすべて終了している。
今年のリストは下記のとおりで、オールモード小型機のIC-706MK2G/GM/GS、広帯域受信機のIC-R10、モービル機のID-800とIC-2350J/D、ハンディ機のIC-Q7が新たに「修理受付終了」となり、固定機のIC-7400、ハンディ機のIC-T7DとIC-S7Dが「条件付きで修理受付」の扱いとなった。
なお同社は、生産終了後5~9年の機種をリスト下部に青文字で表示している。これらは現状では修理受付が行われているが、「部品の廃品などやむを得ない理由により修理をおこなえない場合があるため、生産終了後10年以内の機種の修理をお約束するものではございません。何とぞご了承くださいますようお願い申し上げます」と呼びかけている。
●関連リンク:
・修理に関する重要なお知らせ(アイコム)
・生産終了機器リスト(PDF) 2020年6月1日作成版
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