Eスポシーズンに間に合った!! アイコム株式会社のHF~430MHz帯オールモード・ポータブル機「IC-705」の工場出荷が2020年6月19日(金)に始まった。早ければ20日(土)には一部の無線ショップに到着するとみられる。hamlife.jpではIC-705の生産拠点である和歌山アイコム有田工場に取材スタッフを派遣、トラック積み込み時の写真撮影に成功した。なおIC-705の出荷開始に伴い、同機種の最新ファームウェア(Version1.08)、プログラミングソフトウェア(CS-705)、USBドライバーがそれぞれ公開され、ターミナルモード/アクセスポイントモード設定用アプリのRS-MS3A、アンドロイド専用アプリのRS-MS1AもIC-705に対応した新バージョンが公開された。
6月20日掲載記事、最速の開封リポートはこちらをクリック↓
<待つこと半年!! ついに我が家にやってきた>アイコム「IC-705」開封リポート
HF~430MHz帯をDV(D-STARのデジタルボイス)を含むオールモードでカバーするアイコムのIC-705は、同社で38年ぶりとなるポータブル機として昨年「ハムフェア2019」会場で初公開され大反響となった。その後開発と製造が進み、6月19日(金)に生産拠点である和歌山アイコム有田工場(和歌山県有田郡有田川町)から全国の販売店に向けて製品出荷が始まった。
この日の午後1時過ぎ、工場に横付けされた運送会社のトラックに、パレットに載せられたIC-705の段ボールが次々と積み込まれた。1つの段ボールにはIC-705のパッケージが4つと、ここまでの予約者にもれなくプレゼントされることになった「オリジナル瓦煎餅(せんべい)」4箱が同梱されていた。
続いて、オプションのマルチバッグ「LC-192」と購入者特典(先着1,000名)のオリジナルLEDランタンが収められた段ボールが同じように積み込まれていった。
これらは早ければ明日、一部の無線ショップに到着し順次予約者に引き渡されるとみられる。
ではここで、IC-705の初お披露目から出荷までを時系列で振り返ってみよう。
<IC-705 出荷開始までの歩み>
・2019年8月31日:「ハムフェア2019」会場で初お披露目
・2019年12月16日:同社がIC-705に関する公式発表を実施、希望小売価格も公表
・2019年12月21日:大阪・日本橋で「プレ視聴会」開催
・2019年12月22日:東京・秋葉原で「プレ視聴会」開催
・2020年3月31日:新型コロナウイルスの影響で発売延期を発表
・2020年5月15日:6月中旬以降の発売を発表
・2020年5月中旬:一足先に販売店向けの店頭展示機が出荷
・2020年5月15日:1.8MHz帯SSB解禁に伴い、工事設計認証の再取得を公表
・2020年6月19日:一般向けの製品出荷が開始
新型コロナウイルスの影響による予期せぬ生産中断などがあり、決して“100%順調”とは言えなかったIC-705の生産だが、どうにか「Eスポシーズンに間に合った」ことに、メーカーや販売店の関係者は安堵しているようだ。
なおアイコムは6月19日、IC-705の出荷開始に伴い同機種の最新ファームウェア(Version1.08)とプログラミングソフトウェアのCS-705、USBドライバーをそれぞれ公開した。またターミナルモードとアクセスポイントモードを使用するためのRS-MS3Aと、アンドロイド専用アプリのRS-MS1AもIC-705に対応した新バージョンが公開された。
こちらの記事も参照
<先着1,000名に「IC-705オリジナル缶入り煎餅」プレゼント>アイコム、新製品「IC-705」の予約キャンペーンを実施!!
<予約は早めに!! 先着1,000名限定>アイコム、IC-705用マルチバッグ“LC-192”購入者に「オリジナルLEDランタン」をもれなくプレゼント
<技適番号の再取得で1.8MHz帯SSB/AM/RTTYにも対応>アイコムが「IC-705の量産体制が整った」ことを告知、予約者の手元へは6月中旬以降か
●関連リンク:
・IC-705ファームウェア Version1.08(アイコム)
・プログラミングソフトウェア CS-705(アイコム)
・IC-705用USBドライバー(アイコム)
・ターミナルモード/アクセスポイントモード設定用ソフトウェアRS-MS3A
・Android専用アプリRS-MS1A
・IC-705 製品情報(アイコム)
・IC-705取扱説明書 PDF(アイコム)
・IC-705活用マニュアル PDF(アイコム)
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