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<来場者200名、オンライン視聴2,000名>「第52回東海ハムの祭典」初のオンラインで開催

JARL東海地方本部と東海4県支部の共催による「第52回東海ハムの祭典」が2020年8月23日にオンライン主体で開催された。式典や主催コンテストの表彰式、記念局「8J2TKI/2」と臨時体験局「8J2YAA/2」の運用などが名古屋市公会堂(名古屋市昭和区)で行われ、スタッフを含めおよそ200名が来場した。またZoomウェビナーやYouTubeでのオンライン視聴者は2,000名に達し、会場から配信されるコンテンツを楽しんだ。

 

 

オンライン配信された「第52回東海ハムの祭典」テープカット風景

 

 

 新型コロナウィルス感染拡大のため、今年の「東海ハムの祭典」は会場でのメーカーやクラブのブース展示や子供向けイベントなどを一切行わず、主な内容をインターネット上で配信する、初のオンライン開催に変更された(8月20日の記事参照)。

 

 8月23日、名古屋市公会堂の4階ホールでは開会セレモニー、ミニコンサート、支部大会とコンテスト表彰などが行われ、これらはインターネット上のZoomウェビナーやYouTubeで配信された。また講演はアイコムが大阪から、JARDは東京からそれぞれリモートで行い、総務省東海総合通信局の講演のみ会場で行った。このほか特別記念局「8J2TKI/2」と無資格者が運用できる臨時体験局「8J2YAA/2」の運用コーナーが会場に設けられ、スタッフやコンテスト入賞者などを含め200名が来場した。

 

 今回は初のオンラインイベントとなったが、実行委員会によるとZoomウェビナーの登録者は1,000名に達し、YouTubeを含めて23日16時時点で2,000名が視聴する盛況ぶりだったという。当初は「音声が鮮明に聞こえない」「YouTube配信がうまくいかない」などのトラブルがあったが、午後からは次第に安定してきたようだ。

 

 では当日の名古屋市公会堂の模様、およびオンラインで流された内容の一部を写真で紹介しよう。

 

記念局・臨時体験局の運用や式典などが行われた名古屋市公会堂(名古屋市昭和区)。4階バルコニーにアンテナを設置

建物入口にイベント案内を掲示

新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、入場はコールサインと氏名、連絡先を記載した上で検温と消毒を受ける必要があった。「もし2週間以内に咳等の症状があった場合はお申し出ください」と告知

会場となった4階ホール

ホール最前部の壇上で行われたテープカット。登壇者はフェイスガードを装着。オンライン配信中の内容は右側のスクリーンに表示された

会場内には4基のカメラが設置され、イベントの模様を伝えた

ライブ動画配信用の機材と収録スタッフ

空き時間にはスポンサー各社の宣伝動画を配信

式典で挨拶するJARL東海地方本部長の木村時政氏(JA2HDE)

一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)専務理事の坂本純一氏は東京からオンラインで挨拶

日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)会長の鈴木 昭氏はビデオを通じて挨拶。なおJARL会長の髙尾義則氏(JG1KTC)は「やむを得ない事情」のため事務局を通じ欠席を連絡。祝電やオンライン挨拶は行われなかった

10時20分から行われた「支部と語る会」ではJARLの現状や社員総会についてをオンライン参加のパネリストと一般参加者(会場、オンライン)が議論を行った

Zoomウェビナー(PC版)で閲覧した「支部と語る会」の画面。参加者が打ち込んだ意見や感想が表示された

ミニコンサートは3名が会場から歌声を披露。出演順に左からシャンソン歌手の青木小夜子(JJ3WWS)、シンガーソングライターのMasaco(JH1CBX)、シンガーソングライターの渡部まいこ(JJ0SDQ)

コンテスト表彰式は自宅からオンラインで参加する受賞者もいた(右側のスクリーンに表示)

オンライン参加の受賞者には、このようにカメラを通じて表彰を行い、賞状を渡した

アイコムによるID-52に関する講演。大阪からリモート配信で行われた

ID-52講演の最後には、実行委員会がZoomウェビナーの投票機能を使って参加者に「ID-52を買いたいか?」のアンケートを実施した

総務省東海総合通信局は会場から「昨今のアマチュア局関係制度改正について」と題した講演を会場で実施

東海総合通信局の講演画面より。技適に1.9MHz帯のJ3E(SSB)が含まれていないHF機で免許を受けていて、付属装置を付加しないでSSB運用ができる場合は、無線局事項書の備考欄に「1.9MHz帯で音声通信を行う」旨を記載した変更届を提出することで運用できると説明。参加者からの質問に対し「この届け出は運用開始前(事前)に提出が必要」と回答した

JARDは東京からリモートで「ハイパワー(200W超え)局のスプリアス確認保証について」を講演した

会場内後方に設けられたJARLコーナー。入会や会費支払いに対応

ホール前のロビーに設けられた特別記念局「8J2TKI/2」の運用コーナー

無資格者が運用体験できる臨時局「8J2YAA/2」も開設。現在無資格で“3アマの受験をしたばかり”という男性が木村本部長の指導を受けながら第一声を送信しパイルアップを浴び、13局と交信に成功した

8J2YAAの無線局免許状

 

 

 

●関連リンク:
・第52回東海ハムの祭典 公式サイト
・東海ハムの祭典実行委員会ブログ

 

 

 

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