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<51年続いた「よみうりアワード」を継承>JARLが新アワードを発行! 「JARL全日本10,000局アワード」「JARL全世界10,000局アワード」

既報のとおり、読売新聞社が1969(昭和44)年から発行していた、数ある国内アワードの中でも難易度が高いことで有名な「よみうりアワード」(「全日本10,000局よみうりアワード」「世界10,000局よみうりアワード」)の発行が2020年(令和2年)末の申請受付をもって終了し、51年の歴史に幕を閉じた(2020年9月4日記事)。これに伴い一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)では、同アワードを継承する形で「JARL全日本10,000局アワード」と「JARL全世界10,000局アワード」を新設。2021年4月1日から受け付けを開始する。

 

 

 

 

「よみうりアワード」の完成には長期のアクティビティーが要求されることから、究極のアワードとしてアワードハンター憧れの的で、「全日本10,000局よみうりアワード」は WAJA(全都道府県交信)12組を含む国内1万局からのQSLカードが必要で、「世界10,000局よみうりアワード」は、200エンティティ-、ITUゾーン70、6大陸や南極からのQSLカードを含む海外1万局のQSLカードが必要というものだった。

 

 JARLは「よみうりアワード」の発行終了が伝わると、同アワードを継承する形で新たなJARLアワードの発行の検討を開始した。JARLアワード委員会の諮問・答申とJARL理事会の承認を経て、「JARL全日本10,000局アワード」と「JARL全世界10,000局アワード」が誕生した。

 

 JARLでは「読売新聞社が行っていた『よみうりアワード』が2020年末の受付にて終了となります。JARLでは、『よみうりアワード』を継承するアワードとして、『JARL全日本10,000局アワード』『JARL全世界10,000局アワード』を令和3年4月1日より受付いたします。皆様からの申請をお待ちしております」と案内を行っている。

 

 

 以下、「JARL全日本10,000局アワード」と「JARL全世界10,000局アワード」の規約など「JARL NEWS 2021年冬号」から一部抜粋。

 

 

●JARL全日本10,000局アワード

 

全日本2,500局賞:
 2,500局以上の日本のアマチュア局と交信(SWLは受信)し、別に定める条件を満たしたQSLカードをそれぞれのアマチュア局から各1枚得る。

 

全日本5,000局賞:
 5,000局以上の日本のアマチュア局と交信(SWLは受信)し、別に定める条件を満たしたQSLカードをそれぞれのアマチュア局から各1枚得る。

 

全日本7,500局賞:
 7,500局以上の日本のアマチュア局と交信(SWLは受信)し、別に定める条件を満たしたQSLカードをそれぞれのアマチュア局から各1枚得る。

 

全日本10,000局賞:
 10,000局以上の日本のアマチュア局と交信(SWLは受信)し、別に定める条件を満たしたQSLカードをそれぞれのアマチュア局から各1枚得る。アワード達成者には副賞を贈呈する。
※交信局リストにて、全交信局(10,000局)のコールエリア別交信局の比率は5%(500局)以上、15%(1,500局)以下を条件とする。

 

 

●JARL全世界10,000局アワード

 

全世界2,500局賞:
 2,500局以上の世界のアマチュア局と交信(SWLは受信)し、別に定める条件を 満たしたQSLカードをそれぞれのアマチュア局から各1枚得る。

 

全世界5,000局賞:
 5,000局以上の世界のアマチュア局と交信(SWLは受信)し、別に定める条件を満たしたQSLカードを それぞれのアマチュア局から各1枚得る。

 

全世界7,500局賞:
 7,500局以上の世界のアマチュア局と交信(SWLは受信)し、別に定める条件を満たしたQSLカードをそれぞれのアマチュア局から各1枚得る。

 

全世界10,000局賞:
 10,000局以上の世界のアマチュア局と交信(SWLは受信)し、別に定める条件を満たしたQSLカードをそれぞれのアマチュア局から各1枚得る。アワード達成者には副賞を贈呈する。

 

 

●「よみうりアワード」との主な相違点

 

・2,500局、5,000局、7,500局について「よみうりアワード」では「証」の発行でしたが、各賞ともアワードとして、賞状を発行することとし、アワード申請料が必要となります。

 

・申請者はこれまで個人局に限られていましたが、クラブ局からの申請を受け付けます。

 

・申請者の交(受)信地点について、同一エリア内に限られていましたが、日本国内の陸上とします。

 

・「複数のコールサインで取得したQSLカードは、合算して申請できない。」について、アワード規約の第6条第1項に準じて、「免許人が同一であれば、同一局のものとすることができる。ただし、社団局を含むことができない。」こととします。

 

・「全日本10,000局よみうりアワード」では、特記として「SSB」が除かれていましたが、「SSB」の特記も可能としてます。

 

・「よみうりアワード」の副賞であった総務大臣表彰については、同様に表彰を予定していますが、新アワードでは「よみうりアワード」の後継としてのアワードのため、すでに「よみうりアワード」で受賞された局は含まないこととします。

 

 

●「よみうりアワード」を引き継ぐ主な項目

 

・QSLカードの所持証明をJARL正会員2名に行っていただき、審査者の1名は原則としてJARL登録クラブの代表であること。

 

・申請の際に、提出するリスト等について条件(47都道府県、交信局リストなど)、そのほか「よみうりアワード」規約にある申請様式等を引き継ぐこととします。

 

・「よみうりアワード1万局」の受賞内定者について、申請者が所属する支部の支部長と監査指導委員長に受賞の有無についての照会を行っておりますが、新アワードについても同様の手続きを行うこととします。

 

 

 

 

 

 

 詳しくは下記の関連リンクから確認してほしい。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<1969年から発行、51年の歴史に幕>「よみうりアワード(「世界1万局」と「全日本1万局」)」の受け付け2020年末で終了

 

 

<FDコンテストの開催日時変更、「よみうりアワード」継承の新アワード発行ほか>JARL、第53回理事会報告を会員専用ページに掲載

 

 

 

●関連リンク:
・JARL全日本10,000局アワード規約(JARL Web)
・JARL全世界10,000局アワード規約(JARL Web)
・JARL発行アワードの紹介(JARL Web)
・JARLアワードマスター (JARL Web)
・よみうりアワード(読売システック)
・よみうりアワード規定書(読売システック/PDF形式)

 

 

 

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