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<2021年のテーマは「家にいても一人じゃない」>4月18日(日)、国際アマチュア無線連合(IARU)制定の「世界アマチュア無線の日」

毎年4月18日は、国際アマチュア無線連合(IARU)が制定した「世界アマチュア無線の日(World Amateur Radio Day、WARD)」。この日は、IARU加盟団体が“アマチュア無線の力”を広く一般に伝え、世界中のアマチュア無線家と友好を育むことを目的としている。2021年4月18日(日)で96周年を迎える今回の記念日のテーマは「Home but Never Alone(家にいても一人じゃない)」だ。

 

 

米国・ウィスコンシン州ディアパークに住むAnne Frankさん(KD9LRD)が「世界アマチュア無線の日」のポスターに登場

 

 

 今から96年前のこの日、フランスのパリにIARUが創設されたことを記念したもので、テーマは「Celebrating Amateur Radio’s Contribution to Society(社会へのアマチュア無線の貢献を祝う)」。TwitterやFacebookでハッシュタグ「#WorldAmateurRadioDay」でアマチュア無線の日の活動を広く伝えようと呼びかけている。

 

 アマチュア無線の先駆者たちは、「使い物にならない」と言われていた短波帯を開拓し、世界中と交信できることを証明した。無線通信の急速な普及で一時はアマチュア無線バンドが奪われる危機に直面したが、ARRLの共同創設者であるHiram Percy Maxim氏(1AW)ら、アマチュア無線のパイオニアたちが1925年にパリに集まり、世界中でアマチュア無線を支援するために、IARUを設立した。

 

 その2年後に行われた国際無線通信会議で、アマチュア無線は現在でも認められている160/80/40/20/10mのバンド割り当てを受けた。IARUは創立以降、アマチュア無線の周波数割り当てを守り、拡大するために不断の努力を重ねてきた。

 

 創設当時、IARUに加盟しているのは25の国と地域だったが、現在は世界の3つの地域に160の加盟団体を持つようになった。第1地域には、ヨーロッパ、アフリカ、中東、北アジアが含まれ、第2地域はアメリカ大陸をカバーし、第3地域はオーストラリア、ニュージーランド、太平洋諸島諸国、アジアの大部分で構成されている。国際電気通信連合(ITU)も、IARUをアマチュア無線の利益代表と認識している。

 

 ARRLニュースによると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延を抑えるために物理的な距離を取らざる負えない中で、アマチュア無線は様々な活動や機会を提供するコミュニケーションツールとして際立っていることが知られていると伝えている。(ARRLニュース 4月1日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )

 

 

 世界各地で「世界アマチュア無線の日」を祝うイベントや記念運用が計画されている。一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)でも、東京都豊島区のJARL本部にあるJARL中央局「JA1RL」からHF~430MHz帯の各バンドで記念運用を行ってきたが、昨年はコロナ禍の影響で中止を余儀なくされた。

 

 今年は第74回(2021)QSOパーティのときと同様に、JA1RL運用委員会のメンバーが持ち回りにより「JA1RL/1」が運用されるかもしれない。

 

 

 

●関連リンク:
・World Amateur Radio Day (WARD) 2021 is Sunday, April 18.(ARRL NEWS)
・World Amateur Radio Day(IARU)

 

 

 

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